クラウドPBXの導入費用の相場は?失敗しない選び方も紹介

「クラウドPBXの費用相場を知りたい」

「見積もりが想像より高かった」

こう思ったことはありませんか?

クラウドPBXの導入費用は、会社の規模や機器によって異なります。自社の規模に合ったサービスを導入することで、コストを抑えつつ業務効率化にも取り組むことが可能です。

そこで、この記事では、

  • 【会社規模別】クラウドPBXの費用相場まとめ
  • クラウドPBXの特徴やメリット
  • 失敗しないクラウドPBXの選び方

についてお伝えします。

クラウドPBXを導入するときは、3つのポイントを押さえるのみ。今後に備えて導入を検討している企業は、ぜひご一読ください。

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目次

【会社規模別】クラウドPBXの費用相場まとめ


クラウドPBXの導入には、

  • 初期費用:インターネット回線の取得やサーバーの登録
  • 月額料金:回線数やユーザー数に応じて設定
  • 通話料:通話をするたびに発生
  • オプション料:電話通信以外の機能

の費用がかかります。

ここでは、企業規模を以下3つに分けて、クラウドPBXの費用相場を解説します。

  • 社員数が30人以下の場合
  • 社員数が50人以下の場合
  • 社員数が100人以下の場合

また想定する状況は、以下の通りです。

  • 利用端末はプライベートスマホ
  • 1回線あたり2チャンネルとし、社員数の3分の1が必要なチャンネル数
  • 社員1人が1日に外線電話を30分間利用
  • オプションを付ける

それでは、1つずつ見ていきましょう。

ケース1.社員数が30人以下

表の初月合計は、従業員30名のオフィスにおける費用相場です。毎日、外線電話を使用する社員は30名と想定しました。

内訳 費用相場
初期投資 20,000~50,000円
月額費用 10,000~15,000円※1回線あたり2,000~3,000円で5回線の場合
通信料 72,000円※3分8円/1人の場合
オプション料 5,500~11,500円
初月合計 107,500~148,500円

従業員が30名程度であれば、それほど多くの回線は必要ありません。そのためクラウドPBXの導入費用も、15万円以内に収まることが多いです。

予算が限られる場合、クラウドPBXにこだわらず、チャットアプリなど文章ベースのコミュニケーションツールを用いた情報共有もおすすめします。

詳しくは、情報共有ツールの選び方からおすすめツールまで紹介した、「社内の情報共有のデジタルシフト。ツールおすすめ4選!導入する際の選び方も紹介」を参考にしてみてください。

[clink url=”https://kaiwa.cloud/media/dx/info-share-tool3/”]

ケース2.社員数が50人以下

表の初月合計は、従業員50名のオフィスにおける費用相場です。毎日、外線電話を使用する社員は40名と想定しました。

内訳 費用相場
初期投資 30,000~50,000円
月額費用 16,000~24,000円※1回線あたり2,000~3,000円で8回線の場合
通信料 96,000円※3分8円/1人の場合
オプション料 5,500~11,500円
初月合計 147,500~181,500円

従業員の数が増えたり、オフィスが複数に分散したりすると、おのずと電話を使う機会も増加します。サービス会社によっては回線の増加につれて、回線単価が安くなるプランを用意していることも。

将来の規模拡大も頭に入れながら、各クラウドPBXをチェックしてみてください。

ケース3.社員数が100人以下

表の初月合計は、従業員100名のオフィスにおける費用相場です。毎日、外線電話を使用する社員は80名と想定しました。

内訳 費用相場
初期投資 200,000~300,000円
月額費用 80,000~120,000円※1回線あたり2,000~3,000円で40回線の場合
通信料 192,000円※3分8円/1人の場合
オプション料 5,500~11,500円
初月合計 477,500~623,500円

100名規模になると、初期投資の相場が大きく変わります。理由は、内線や外線の設定費用が多くかかるため。

コストを抑える方法は、内線通話の無料化です。社員の携帯端末を内線化することで、社員同士の通話料金が無料に。社員間の連絡は費用が発生しないため、コストを削減できます。

クラウドPBXの特徴やメリット


ここでは、クラウドPBXの特徴やメリットを

  • クラウドPBXの特徴
  • ビジネスフォンとの違い
  • クラウドPBX導入によるメリット

の順にお伝えします。

クラウドPBXの特徴:インターネット上で電話回線を構築する

クラウドPBXとは、インターネットを通した電話・通信を可能にするサービスです。

そもそもPBXは、企業などで活用する電話交換の役割を担うもの。社内にハードウェアを設置し、顧客からの外線電話を内線電話で他の社員につなぐことができます。

ただし、従来のPBXは社内にハードウェアの設置が必要なうえ、定期的なメンテナンスが必要でした。

そこでクラウドPBXでは、インターネット上のサーバーを使用。その結果、従来のPBXのようなハードウェアの設置が必要ありません。

また、回線の増減などもインターネット上で可能なため、設定がスムーズです。

ビジネスフォンとの違い:社内に機器を設置しなくてよい

クラウドPBXは、社内に機器を設置する必要がありません。インターネット上で電話回線を構築するため、内線と外線の交換機を購入する必要がなく、機器コストを抑えられます。

また、初期設定もアプリやブラウザで容易に可能。簡単に設定できるため、コールセンターの立ち上げや電話体制の強化といった対策にも、迅速に対応できます。

クラウドPBX導入によるメリット:経費を削減できる

クラウドPBXは、従来の電話交換機の運用に比べ、経費を抑えられます。

従来のPBXでは、設置費用や回線工事、運用コストなどが必要。しかしPBXをクラウド化すると、これらのコストが下がるのです。

私用のスマホを仕事用の電話として使えるため、新たな電話機の購入費用もかかりません。

さらに、CTI機能との連携で顧客情報の一元管理ができるなど、メリットは豊富。

詳しくは、「クラウドPBXとは?特徴や従来のPBXとの違い、テレワークでの顧客対応におすすめのサービスなど徹底解説」をご一読ください。

[clink url=”https://kaiwa.cloud/media/telework/about_cloud-pbx/”]

失敗しないクラウドPBXの選び方


クラウドPBXを導入するときのポイントは、以下の3つです。

  • コストが会社の規模に合ったものか
  • サポート体制は万全か
  • 目的に沿った機能があるか

1つずつ詳しく解説します。

ポイント1.コストが会社の規模に合ったものか

導入した後に「他社の方が良かった」とならないよう、トータルコストを見極めましょう。

クラウドPBXの料金体系は、提供会社によって様々。「オプションや回線を加えた結果、合計費用が予算を越えてしまった」ということも少なくありません。

自社の規模や事業計画を考慮した上で、導入するクラウドPBXを検討してみてください。

ポイント2.サポート体制は万全か

クラウドPBXを導入した後のサポート体制も、チェックポイントの1つです。利用するにつれて、「オプションの追加・変更をしたい」「エラーの解決方法がわからず困っている」となることも多いためです。

また急なトラブルが起きても、サポート体制が万全であれば安心。特に初めてクラウドPBXを導入する企業は、提供会社がトラブルに迅速な対応をしてくれるか、確認しましょう。

ポイント3.目的に沿った機能があるか

目的に沿った機能が備わっているか、チェックが欠かせません。提供されている機能の見極めを怠ると、「せっかく導入したのに課題を解決できるツールがなく、業務効率化が進まない」となる可能性があるためです。

例えば、コールセンターにクラウドPBXを導入するときは、PC画面上に顧客情報を表示するCTI機能があると便利です。

クラウドPBXが備える機能は、

  • 転送機能
  • 音声ガイダンス
  • 通話録音
  • FAX機能

など様々。導入する目的を明確にして、必要な機能を備えているサービスを選びましょう。

クラウドPBXの費用相場と選び方を知ると低コストで生産性が上がる

今回は、クラウドPBXの費用相場を紹介しました。初月にかかる費用相場を、会社の規模別におさらいすると、以下の通りです。

  1. 社員数が30人以下:107,500~148,500円
  2. 社員数が50人以下:147,500~181,500円
  3. 社員数が100人以下:477,500~623,500円

です。

また、クラウドPBXの選び方として、

  • コストが会社の規模に合ったものか
  • サポート体制は万全か
  • 目的に沿った機能があるか

の3つをお伝えしました。

クラウドPBXを導入することで、長期的なコスト削減や顧客対応の質アップが実現することも少なくありません。

今回の記事を参考にしながら、自社の規模に最適なクラウドPBXを検討してみてください。

また迷ったときは、クラウドPBXを実際に導入した事例と成果を知っておくこともおすすめです。

詳しくは、「クラウドPBXの導入事例5つ!スマホの内線化など身の丈にあったDXが業務の効率化に」ご一読ください。

[clink url=”https://kaiwa.cloud/media/dx/cloud-pbx-case5/”]

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この記事を書いた人

カイクラ編集部です。カイクラ.magは、株式会社シンカが運営するオウンドメディアです。 「音声を記録し、会話を企業価値に」をモットーに、「会話」に関する様々なテクノロジーや最新情報、企業の業務効率化や社内コミュニケーションの活性化事例など、すべての企業にとってお役に立てる情報を幅広く発信します。

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