クラウドPBXで導入費用を抑えよう!サービス選択のコツも紹介

「クラウドPBXの費用相場が知りたい」
「自社でクラウドPBXを利用する場合、費用はどのくらいだろう?」

このようにお悩みではありませんか?

クラウドPBXの導入費用は、会社の規模や社内の環境によって異なります。自社に合ったサービスを導入することで、コストを抑えながら電話業務の効率化に取り組むことが可能です。

そこで、この記事では、クラウドPBXの導入費用の相場を解説します。クラウドPBXのメリットや選び方のポイント、おすすめサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

電話の発着や接続に限らず、電話対応全般を一元管理し、顧客対応の品質まで向上させたい方におすすめのサービスが「カイクラ」です。連携可能なクラウドPBXもあります。くわしくは、以下より詳細をご確認ください。

\利用社数2,600社以上!/
カイクラの詳細を見る
▲無料ダウンロード資料あり

【PR】次世代型電話業務DXツール「カイクラ」

  • 継続率、驚異の99.8%
  • 煩雑な電話業務が圧倒的にラクチンに
  • 自動通話録音・文字起こし、AI要約でトラブル回避

\ 利用社数2,600社以上 /
公式サイトを見る

目次

PBXとは?3つの種類と導入費用の目安

PBX(Private Branch Exchange)とは、電話交換機のことです。電話の接続制御を行う役割を果たし、入電を振り分けたり、内線同士をつないだりする機能を担っています。

PBXは、大きく3つに分類されます。

  1. レガシーPBX(オンプレミス)
  2. IP PBX
  3. クラウドPBX

この3つのPBXは、それぞれの名称にあるように「レガシー」「IP」「クラウド」に違いがあります。レガシーPBXとはアナログの電話回線を使用したPBXのことで、社内にサーバーを構築するため、機器や配線を設置しなければなりません。

次にIP PBXは、IP回線を利用して電話を接続するPBXです。機器やソフトの導入が要る場合がほとんどですが、大規模な工事は不要です。

そして、3つ目がインターネット回線を使用したクラウドPBXです。インターネットを介して利用できるため、大抵は機器などの設置を要しません

参考までに、3つのPBXの違いと導入費用の目安を表にまとめました。

レガシーPBX IP PBX クラウドPBX
主装置 50万円〜数百万円 数千円~数万円 不要
機器の設置工事 必要
※規模によって工事費が変わる
必要
※規模によって工事費が変わる
不要
回線 電話回線 IP回線 インターネット回線
初期費用 100万円~1,000万円 1万円~100万円台 無料~数十万円
月額利用料 大抵は無料 大抵は無料 2,000円~/1回線~
メンテナンス費用 数万円~ 数千円~数万円 不要

3つのPBXを導入費用面で比較すると、クラウドPBXのみ月額料金がかかりますが、メンテナンス費用はかかりません。また、クラウドPBXは初期費用が安価であるケースが多いです。

それでは、続いてクラウドPBXを導入規模別に比較してみましょう。

【導入規模別】クラウドPBXの費用相場

クラウドPBXの導入には、一般的に初期費用が発生します。加えて、導入後は月額料金、通話料、オプション料などもあり、ランニングコストをふまえて費用を比較しなければなりません。

またクラウドPBXは、導入規模によって費用相場が変わります。

そこで本章では、社員数ごとに導入規模を分類し、費用目安を紹介します。

  • 社員数が30人以下の場合
  • 社員数が50人以下の場合
  • 社員数が100人以下の場合

なお、想定する使用状況は、以下のとおりです。

・利用端末は個人所有のスマートフォン、携帯電話
・社員1人が1日に外線電話を30分間利用
・オプションを付ける

それでは、ひとつずつみていきましょう。

【ケース1】社員数が30人以下

まずは、社員数が30人以下の小規模オフィスのケースをみてみましょう。

下記表は、導入に必要な費用と初月の合計費用の相場です。毎日、外線電話を使用する社員は30名と想定しました。

内訳 費用相場
初期費用 20,000~50,000円
月額費用 10,000~15,000円
※1回線あたり2,000~3,000円で5回線の場合
通信料 72,000円
※3分8円/1人の場合
オプション料 5,500~11,500円
初月合計 107,500~148,500円

従業員が30名程度であれば、それほど多くの回線は必要ありません。そのためクラウドPBXの導入費用も、15万円以内に収まることが多いです。

予算が限られる場合、クラウドPBXにこだわらず、チャットアプリなどテキストベースのコミュニケーションツールを用いた情報共有もおすすめします。

電話の代わりにコミュニケーションツールで予算を抑えたい方は、以下の記事もあわせてご参照ください。

あわせて読みたい
社内の情報共有のデジタルシフト。ツールおすすめ4選!導入する際の選び方も紹介 「社内で情報共有するためによい方法を見つけたい」 と思っている方。 社内で情報共有するためには、情報共有ツールの導入がおすすめです。目的に合ったツールを用いる...

【ケース2】社員数が50人以下

続いて、社員数が50人以下の小中規模オフィスのケースです。

ここでは、従業員50名、そのうち40名が毎日外線電話を使用することを想定して費用相場をまとめました。

内訳 費用相場
初期費用 30,000~50,000円
月額費用 16,000~24,000円
※1回線あたり2,000~3,000円で8回線の場合
通信料 96,000円
※3分8円/1人の場合
オプション料 5,500~11,500円
初月合計 147,500~181,500円

従業員の数が増えたり、オフィスが複数に分散したりすると、おのずと電話を使う機会も増加します。サービス会社によっては回線の増加につれて、回線単価が安くなるプランを用意していることもあるため、単価もチェックしておくのがおすすめです。

将来の規模拡大も頭に入れながら、各クラウドPBXの費用をチェックしてみてください。

【ケース3】社員数が100人以下

次に、社員数が100人以下の中規模以上のオフィスの費用目安を紹介します。

下記表の費用相場は、従業員100名のオフィスにおいて、毎日80名が外線電話を使用することを想定しました。

内訳 費用相場
初期費用 200,000〜300,000円
月額費用 80,000〜120,000円
※1回線あたり2,000~3,000円で40回線の場合
通信料 192,000円
※3分8円/1人の場合
オプション料 5,500~11,500円
初月合計 477,500~623,500円

100名規模になると、内線や外線の設定費用が多くかかるため、初期費用の相場が大きく変わります。コストを抑えるには、内線通話の無料化が有効です。たとえば、社員の携帯端末を内線化することで、社員同士の通話料金がかかりません。

社員間の連絡に費用が発生しないため、PBXにかかるコストを削減できます。

クラウドPBXを導入するメリット5つ

前章では導入規模別にクラウドPBXの費用に着目しました。費用だけをみると導入コストが高く感じるかもしれませんが、クラウドPBXにはコストパフォーマンスに優れた以下のメリットがあります。

  1. 従来のPBXより経費を抑えられる
  2. 回線の増減が簡単で、メンテナンスの負担がない
  3. 社内に機器を設置しなくてよい
  4. スマートフォンで内線通話ができる
  5. 多機能で、機能性の拡張もしやすい

それぞれくわしくみてみましょう。

【メリット1】従来のPBXより経費を抑えられる

クラウドPBXは、従来の電話交換機の運用に比べ、経費を抑えられます。

従来のPBXは、機器の設置費用や回線工事、運用コストなどが発生することもありました。しかしPBXをクラウド化することでこれらを抑え、初期費用を大幅に削減できます。

たとえば、クラウドPBXによって個人所有のスマートフォンを仕事用の電話として使用すれば、社用携帯を新たに購入する必要はありません。さらに、コミュニケーションツールとの連携によって顧客情報の一元管理ができるため、それまで時間を要してきた確認業務の効率化も望めます。

経費を抑えられる機能の詳細は、以下の記事でふれているため、あわせてご一読ください。

あわせて読みたい
クラウドPBXとは?PBXとの違いや機能、メリットをわかりやすく紹介 「クラウドPBXって何?従来のPBXとどう違うの?」 このような疑問を持っていませんか? 本記事では、クラウドPBXの機能やメリット・デメリット、そして選び方など、全体...

【メリット2】回線の増減が簡単でメンテナンスの負担もない

クラウドPBXは、電話回線を変更しやすく、導入企業にシステムメンテナンスの負担がありません。回線の増減はインターネット上で設定でき、システムメンテナンスは基本的にクラウドPBXのサービス事業者が行うからです。

これは、社内にハードウェアの設置し、定期的なメンテナンスが必要な従来のPBXに比べると、大きなメリットと言えるでしょう。また、従来のようにPBXの機器やラインを社内に構築しないため、トラブル時の対応はサービス事業者側で行われることがほとんどです。

【メリット3】社内に機器を設置しなくてよい

クラウドPBXは前述のとおり、社内に機器を設置する必要がありません。これは内線と外線の交換機を購入する必要がなく、高額な機器費用を抑えることにもつながります。

また、初期設定もアプリやブラウザで容易にできます。そのため、コールセンターの立ち上げや社内の電話体制の強化などの対策にも、迅速な対応が可能です。

【メリット4】スマートフォンで会社の電話対応ができる

クラウドPBXを導入することで、社外でもインターネットが使える場所でスマートフォンや携帯電話などで電話対応ができるようになります。

社員にはテレワークや外出中にも会社の電話を受架電できるため、電話対応のためだけに出社してもらう必要がありません。結果的に、社員に柔軟な働き方を提案できるでしょう。

また、台風などで出社が困難な場合でも、自宅で電話業務を遂行できます。

 【メリット5】多機能で、機能性の拡張もしやすい

クラウドPBXは、他のクラウド型サービスとの相性がよく、サービス連携がしやすい傾向があります。

たとえばクラウドPBXに名刺管理システムをつなげれば、通話の記録に名刺から収集した顧客データをつないで管理が可能です。ただし、すべてのサービスにおいて他システムと連携できるわけではないので、連携できるサービスはクラウドPBXのサービス事業者に問い合わせましょう。

また、クラウドPBXはレガシーPBXやIP PBXと異なり、機能を拡張する際の社内工事は不要です。申し込みから早い時期にオプション機能を活用できるようになることもメリットです。

ここまでクラウドPBXのメリットにふれてきました。さらに多くのメリットや、反対にデメリットが気になる方は、くわしく解説した以下の記事もあわせてご覧ください。

あわせて読みたい
クラウドPBXのメリット・デメリット12選!失敗しない選び方も徹底解説 クラウドPBXは、これまでのPBXのようにハードウェアを設置する必要がないため、利用場所を問いません。私用のスマートフォンでも活用できるため、運用コストの削減や業...

「導入費用を抑えながら、自社にあったサービスが知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか?続いて、おすすめのクラウドPBXをみてみましょう。

導入費用を抑えられるおすすめクラウドPBX3選

ここからは、導入費用を抑えたい方におすすめのクラウドPBXを紹介します。

  1. モバビジ
  2. クラウドフォンビズ
  3. OFFICE PHONE

初期費用などを節約できるサービスを主に厳選していますので、ぜひ参考にしてください。

【おすすめ1】モバビジ

出典:モバビジ

モバビジは、高品質な音声が特徴のクラウドPBXです。他のクラウドPBXと違い、インターネットの接続環境で音質が影響を受けることがありません。次世代の電話回線網を使用することで高い通話品質を維持しているからです。

また、現状の電話番号をそのまま、社員個人のスマートフォンを端末として使用する場合、設定に追加費用がかかりません。初月利用料が無料で、初期費用もいらないため、導入費用を抑えたい方におすすめです。

【おすすめ2】クラウドフォンビズ

クラウドフォンビズは、初期費用無料で始められるリーズナブルなサービスです。KDDIのインターネット回線を使用しており、質の高い音声通話が可能です。また、サービスプランの料金体系が明確で、導入後に費用が大幅に上がる心配はいりません。

プランには、クラウドPBXの機能を最低限活用できる「クラウドフォンビズ」と、電話帳や通話録音機能などをあわせて利用できる「クラウドフォンビズPro」の2つがあります。

プランの利用料に月額数百円の差はありますが、どちらも基本料金は1,100円(税込)です。従量制で通話料は発生しますが、通信費を大幅削減したい方におすすめします。導入の前後で通信費を50万円ほど削減できた事例もあります。

【おすすめ3】OFFICE PHONE

出典:OFFICE PHONE

OFFICE PHONEは、1拠点から導入できる多機能型のクラウドPBXです。交換機としての役割だけではなく、来客受付システムや勤怠管理システムなどの機能があり、顧客対応も社員管理にも役立てられます。

無料トライアルを実施しているので、音声やサービス操作を実際に試してから本格的な運用が可能です。また、導入費用はキャンペーンで無料の時期もあり(2024年9月時点)、手軽に始めやすいことも魅力です。

導入費用と共に検討すべきクラウドPBX選びのポイント3つ

クラウドPBXを導入するときのポイントは、以下の3つです。

  1. ランニングコストが導入規模に見合うか
  2. サポート体制は万全か
  3. 目的に沿った機能があるか

ひとつずつくわしく解説します。

【ポイント1】ランニングコストが導入規模に見合うか

導入後に「他のサービスがよりリーズナブルだった」などと、後悔することがないよう、トータルコストを見極めることが大切です。

クラウドPBXの料金体系は、サービス事業者によってさまざまで、「オプションや使用回線を増やした結果、合計費用が予算を越えてしまった」ということも少なくありません。

自社の規模や事業計画を考慮したうえで、導入するクラウドPBXを検討してみてください。

【ポイント2】サポート体制は万全か

クラウドPBXを導入した後のサポート体制も、チェックポイントのひとつです。利用するにつれて、「オプションの追加・変更をしたい」「エラーの解決方法がわからず困っている」となることも多いためです。

また急なトラブルが起きても、サポート体制が万全であれば安心できます。とくに初めてクラウドPBXを導入する企業は、提供会社がトラブルに迅速な対応をしてくれるか確認しましょう。

【ポイント3】目的に沿った機能があるか

目的に沿った機能の有無もチェックポイントです。利用できる機能を把握できていないと、導入したのに課題を解決できるツールがなく、業務効率化が進まないことにもなりかねません。

電話対応の効率化を目指す場合、機能を拡張したり、他サービスと連携したりして、幅広い機能を活用できるようにすることもおすすめします。

クラウドPBXの機能は、電話転送や音声ガイダンス、通話録音など電話に関することが主となりますが、そこに付加的な機能を加えることで、普段の業務課題の解決に向けた運用が可能です。

たとえば、顧客対応の品質向上を目指す場合、顧客管理システムやコミュニケーションツールと連携することが役立ちます。相手の情報とコミュニケーション履歴を一元的に管理できるため、電話の受架電時に用件や情報の確認がスムーズになるからです。

機能性を広げることを想定して、クラウドPBXを検討するとよいでしょう。続いて、クラウドPBXに連携できるおすすめのサービスを紹介します。

クラウドPBXに連携できる「カイクラ」で相乗効果を!

前章で紹介したとおり、クラウドPBXの機能に加え、顧客情報やコミュニケーション履歴の可視化と管理を促すサービスとして「カイクラ」があります。

カイクラの機能を簡単に解説すると、以下のとおりです。

▼カイクラの特徴

・受電時に電話相手の情報が表示される
・通話中に通話メモを記録し、対応履歴を確認できる
・顧客情報を貯めながら、コミュニケーション履歴を更新できる

カイクラは、電話対応における相手情報や通話履歴を一目でわかるように管理するため、電話の用件や伝言の共有、取り次ぎにかかる時間を短縮できます。ある企業は、カイクラを導入して電話対応に費やす時間を1/3に圧縮できました。

また、カイクラはクラウド型のコミュニケーションプラットフォームで、インターネット回線で運用するクラウドPBXとも相性がよいのも特徴です。クラウドPBXとカイクラに興味をお持ちの方は、以下より詳細をご確認ください。

\利用社数2,600社以上!/
カイクラの詳細を見る
▲無料ダウンロード資料あり

クラウドPBXの機能と費用を押さえ、自社にあったサービスを導入しよう

クラウドPBXは、従来のPBXよりも導入費用を抑えることが可能です。また、サービスによっては、電話をつなぐ交換機としてだけではなく、電話業務の効率化につながるさまざま機能を利用できます。

まずは目的に沿って必要な機能を絞り、費用面を比較することが大切です。PBXと共に顧客対応業務や社内のコミュニケーションの品質向上も目指したい方は、やりとり履歴や顧客情報の管理に長けたツールの導入も役立ちます。

「カイクラ」は通話の自動録音はもちろん、通話履歴や伝言メモなどを一元的に管理し、必要に応じて活用できます。くわしくは以下よりご確認ください。

\利用社数2,600社以上!/
カイクラの詳細を見る
▲無料ダウンロード資料あり

電話対応にかかる時間を40%削減!

カイクラを導入すれば、電話業務の効率化から顧客対応の品質改善まで一気通貫で行えます。

  • 通話の自動録音
  • 通話内容の自動文字起こし
  • 顧客情報の管理
  • 顧客対応内容の可視化
  • SMSのリマインド送信

これらを、電話番号を変えずに固定電話でも社用スマホでも実現できるのは「カイクラ」だけ!

カイクラを使えば、普段の煩雑な電話業務を効率化できます。

電話業務DXツール「カイクラ」の詳細を見る(https://kaiwa.cloud/)

この記事を書いた人

カイクラ編集部です。カイクラ.magは、株式会社シンカが運営するオウンドメディアです。 「音声を記録し、会話を企業価値に」をモットーに、「会話」に関する様々なテクノロジーや最新情報、企業の業務効率化や社内コミュニケーションの活性化事例など、すべての企業にとってお役に立てる情報を幅広く発信します。

目次