「クラウドPBXの導入事例を知りたい」
「クラウドPBXを使用することで得られるメリットはなんだろう」
このように思ったことはありませんか?
クラウドPBXはインターネットによって、私用スマートフォンの内線化など企業の電話環境を整えるサービスです。
詳しくは、「クラウドPBXとは?特徴や従来のPBXとの違い、テレワークでの顧客対応におすすめのサービスなど徹底解説」をご一読ください。
[clink url=”https://kaiwa.cloud/media/telework/about_cloud-pbx/”]
クラウドPBXは文字通りクラウドサービスなので特別な機器を置く必要はなく、すぐ導入できて低価格なので、突然のテレワーク対応にも活用できます。
とはいえ、実際に使ってみた事例がないと、いきなり導入するのはハードルが高いですよね。
そこで、この記事では、
- クラウドPBXの導入事例5つ
- おすすめのクラウドPBXサービス5選
を紹介します。
導入事例やおすすめサービスを参考に、クラウドPBXの導入を検討してみてください!
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クラウドPBXの導入事例5つ
実際に導入した事例を、以下5つの業界に分けて紹介します。
- 放送業界:「株式会社大垣ケーブルテレビ」
- 金融業界:「沖縄銀行」
- 医療業界:「済生会新潟病院」
- 電力業界:「エネサーブ株式会社」
- 小売業界:「株式会社夢・八天」
1つずつ見ていきましょう。
事例1.放送業界:「株式会社大垣ケーブルテレビ」
株式会社大垣ケーブルテレビでは、CTIやCRMと連携できるクラウドPBXを導入し、顧客対応の質を向上させています。
同社のお客様センターでは、ビジネスフォンの使用が一般的でした。しかし、通話が録音できないため、お客様の声を業務に活かせない状態が続きます。
そこで、通話録音や着信履歴の表示機能を搭載したクラウドPBXを導入しました。これにより着信相手がわかる上に内容をしっかりと残せるため、電話対応の質アップに成功。
結果として、顧客満足度の向上も達成しています。
出典:トラムシステム株式会社「株式会社大垣ケーブルテレビ」
URLhttps://www.tramsystem.jp/bp/case/ogaki-catv/
事例2.金融業界:「沖縄銀行」
沖縄銀行では、クラウドPBXの導入によって、スピーディな顧客対応を実現しています。
沖縄銀行では、外出中の営業担当者あてに外線電話がかかってくることが多くありました。その場合は、社員の帰社後にかけ直す必要があり、手間と時間が余分にかかっていたのです。
そこで、クラウドPBXの導入でスマホを内線化し、外出中でも電話を受信できるように。その結果、スピーディでロスのない対応を実現し、顧客満足度の向上に成功しています。
出典:NTT docomo「沖縄銀行」
URLhttps://www.nttdocomo.co.jp/biz/casestudy/okinawabank/
事例3.医療業界:「済生会新潟病院」
済生会新潟病院では、クラウドPBXでスマホを内線化したことにより、コミュニケーション環境を改善しています。
従来は「院内は無線LANによる内線通話、院外は携帯電話」と使い分けていました。
しかし、番号が別々だとかけ直すさいに手間がかかるため、「1種類の携帯番号で院内外の通話ができる環境」を検討し始めます。
そこでクラウドPBXを導入し、携帯端末を内線化。院内外問わず、内線番号で通話できるようになり、かけ直しにかかっていた手間を削減しました。
結果として、連絡対応のスピードアップに成功しています。
出典:ソフトバンク「社会福祉法人恩賜財団済生会新潟病院:導入事例」
URL:https://tm.softbank.jp/case/pdf/saiseikai.pdf
事例4.電力業界:「エネサーブ株式会社」
エネサーブ株式会社では、クラウドPBXの導入で働き方改革を実現しています。
2016年、同社では勤務時間の見直しや制度改革などの働き方改革に取り組みましたが、十分な成果を得られていませんでした。
背景として、同社の営業担当者や技術者は客先で活動することがほとんど。外出中の社員あての電話は、帰社後に折り返す必要があったのです。
外出先から連絡できないため、手間や時間のロスが生まれ、残業時間の増加につながっていました。
そこで、社員のスマホを内線化し、外出中でも電話対応を可能に。コミュニケーション環境を見直したことで、1割近い残業時間の減少にも成功しています。
出典:NTT Communications「エネサーブ株式会社」
URL:https://www.ntt.com/business/services/voice-video/voip/smartpbx/case/case13.html
事例5.小売業界:「株式会社夢・八天」
株式会社夢・八天では、クラウドPBXによって、スムーズな顧客対応や電話業務の効率化を実現しています。
同社は、通販サイトにてスポーツアクセサリーを扱う会社です。
多くの通販サイトに出店していますが、電話番号は1つ。着信時は相手の話を聞いてみないと、お客さまの名前や問い合わせ内容がわからない状況でした。
そこで、クラウドPBXを導入しCTI機能を活用。電話の着信時は、顧客情報や対応履歴を把握できるように環境を整えました。
結果として、電話中の余計な質問や顧客情報の検索時間が減り、接客に力を入れた電話対応を実現しています。
出典:VALTEC MOT「電話対応の向上と最適なアドバイスで単価UP!!-株式会社夢・八天 様」
URL:https://www.mot-net.com/case/4104
おすすめのクラウドPBXサービス5選
ここでは、おすすめのクラウドPBXサービスを
- NTT東日本・西日本:ひかりクラウドPBX
- 株式会社Good Relations:Good Line
- 株式会社リンク・ブライシス株式会社:Biztel
- 株式会社アイルネット:iスマートbiz
- トビラシステムズ株式会社:トビラフォンCloud
の順で紹介します。
1.NTT東日本・西日本:ひかりクラウドPBX
「ひかりクラウドPBX」は、高品質な音声で内線通話機能やPBX機能をクラウド上で提供するサービスです。
特徴は以下の3つ。
- オフィスの電話番号で着発信が可能であり、プライバシーを保護できる
- スマホの内線化で、拠点間の電話代を削減できる
- 主装置が不要なため、オフィス内レイアウトの自由度が上がる
専用アプリを用いて容易にスマホを内線化できます。また代表電話で着発信できるため、自身のスマホでもプライバシーの保護が万全。
外出先の電話対応やプライバシーの保護を求める企業におすすめです。
また、「ひかりクラウドPBX」は顧客接点クラウド「カイクラ」との組み合わせが可能です。
ひかりクラウドPBXとカイクラを連携することで、自宅でも代表電話で発着信でき、スムーズな顧客対応につながります。
詳しくは、「カイクラ ホームページ」を参考にしてみてください。
2.株式会社Good Relations:Good Line
「Good Line」は、ビジネスフォンに必要な機能を揃えたクラウド型のPBXです。
特徴は以下の3つ。
- 有料クラスのオプションを追加料金なしで利用できる
- 3つの料金プランがわかりやすい
- CRMなどのシステムと連携可能である
クラウド電話帳や録音機能など、様々なオプションを搭載しています。また、料金プランが小規模・法人・コールセンターと分かれており、企業の種類に合ったプランで導入が可能。
規模に合った価格で、複数のオプションを備えたクラウドPBXを探している企業におすすめです。
3.株式会社リンク・ブライシス株式会社:Biztel
「Biztel」は、PBX機能をクラウド上で提供するIPビジネスフォンサービスです。
特徴は以下の3つ。
- 拡張性があり端末数が増えても使い続けられる
- さまざまな端末で利用できる
- 最短5日で導入できる
小規模から導入でき、1席単位で増減できます。オフィスが大きくなっても使い続けられる拡張性が魅力です。
また固定電話だけでなく、PC用のソフトフォンやスマートフォンも端末として利用可能。
将来的にオフィスの拡大を視野に入れている企業におすすめです。
4.株式会社アイルネット:iスマートbiz
「iスマートbiz」は、携帯電話と内線の連携を実現したクラウドPBXです。
特徴は以下の3つ。
- 従来の電話番号をそのまま使える
- サーバーの種類を選べる
- 会議用電話機が用意されている
サーバーの種類は、初期設定から導入後の運用までアイルネットにお任せの「共用サーバータイプ」と、導入後の運用は企業で行う「専用サーバータイプ」の2つ。初めての導入でもサポートを受けられます。
また、スピーカーとマイクがついた会議用電話機が用意されており、無料で拠点間の通話が可能です。
複数の拠点間で内線を使えるようにしたい企業におすすめです。
5.トビラシステムズ株式会社:トビラフォンCloud
「トビラフォンCloud」は、個人のスマホでビジネスフォンの機能を使えるクラウドPBXです。
特徴は以下の3つ。
- コストパフォーマンスが優れている
- スマホを容易に内線化できる
- 迷惑電話をブロックできる
1台のスマホにアプリを入れるだけで、私用電話と社内電話を分けられます。また、初月は基本料金0円で利用できるため、使いやすさを気軽に確認可能。
費用を抑えてクラウドPBXを導入したい企業におすすめです。
クラウドPBXは「カイクラ」と組み合わせることでスムーズな顧客対応が実現
クラウドPBXは、顧客接点クラウド「カイクラ」との組み合わせがおすすめです。
組み合わせによるメリットは、以下の3つ。
- 顧客情報が着信時に表示されるため、対応がスムーズになる
- 自宅でも会社の代表電話への着信を受けられる
- 社員の電話対応をクラウド上で共有できる
「カイクラ」では、電話の着信時に顧客情報や過去の対応履歴をPCの画面上に表示します。そのため、顧客情報などを検索する手間がかかりません。
また、テレワークに特化したプランとして「カイクラ テレワークソリューション」を提供。
そこにクラウドPBX機能をプラスすることで、スマホを内線化し、自宅でも代表電話を受けることが可能に。その場で即時に折り返せます。
クラウドPBXと「カイクラ」の組み合わせは、テレワークに特化したサービスを検討している企業におすすめです。
詳しくは、「カイクラ テレワークソリューション」をご一読ください。
目的にあったクラウドPBXを導入することで長期的なコスト削減につながる
ここまで、クラウドPBXの導入事例とおすすめサービスを紹介しました。
おさらいすると、クラウドPBXの導入事例は以下のような業界があります。
- 放送業界:「株式会社大垣ケーブルテレビ」
- 金融業界:「沖縄銀行」
- 医療業界:「済生会新潟病院」
- 電力業界:「エネサーブ株式会社」
- 小売業界:「株式会社夢・八天」
また、おすすめのサービスとして、
- NTT東日本・西日本:ひかりクラウドPBX
- 株式会社Good Relations:Good Line
- 株式会社リンク・ブライシス株式会社:Biztel
- 株式会社アイルネット:iスマートbiz
- トビラシステムズ株式会社:トビラフォンCloud
を紹介しました。
緊急事態宣言の中で、テレワークに移行する企業も増えているかと思います。クラウドPBXの導入もテレワーク移行をスムーズにする手段の1つ。
実際の導入事例と成果を知ることで、サービスを導入するハードルが下がることも少なくありません。
クラウドPBXの導入を検討されている企業は、今回紹介した導入事例を参考にしてみてください。