仕事でiPhoneを持ち歩いているという企業では、電話の内容を録音しておきたいと考えるケースも多いです。
しかし、電話の内容が顧客からのクレームの場合、「録音する」というと顧客の気持ちを逆なでするかもしれません。また、とっさの判断で録音して、相手に許可を取る余裕がなかったということもあるでしょう。
「無断で通話を録音しても大丈夫か」
「通話を録音していることが相手にバレないか」
と不安になることはありませんか。
この記事では、iPhoneでの通話録音はバレないのか、さまざまな観点から解説します。
なお仕事で通話録音を使うなら、カイクラの「携帯通録」がおすすめです。
社用スマホでの通話を録音し、会話履歴の確認や音声のテキスト化で通話データの共有が手軽にできます。「携帯通録」について詳しくは、ぜひ以下から詳細をご確認ください。
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iPhoneで通話録音しても、相手にバレないのか?
iPhoneで通話を録音するには、標準アプリの「ボイスメモ」を使ったりアプリを使ったりする方法があります。次の3つの方法が考えられます。
- ボイスメモを起動して録音した場合
- 通話録音アプリで電話を受けた場合
- 通話録音システムで電話を受けた場合
これらの方法で、相手に録音がバレるということはあるのでしょうか。順に解説します。
ボイスメモを起動して録音した場合
ボイスメモを起動して録音を始めたことが、相手にバレることはありません。
iPhoneのボイスメモで通話録音をするには、ボイスメモの録音を開始してから通話を始める方法と、通話中にボイスメモを起動して録音を始める方法があります。
ただ、録音ボタンを押したときの「ピコッ」という音が相手に聞こえて、不審に思われるという可能性はあります。
また、ボイスメモでの録音は、自分の声は録音できますが通話相手の声は録音できません。また環境によっては、通話中はボイスメモが起動できない場合もあります。
そのため、ボイスメモで通話を録音する際は、事前にボイスメモが起動できるか確認しておきましょう。

通話録音アプリで電話を受けた場合
iPhoneで利用できる通話録音アプリは非常に数が限られますが、通話中にアプリを使用したことが相手にバレるということはほとんどありません。
通常は電話が来た際に通話録音アプリで通話を開始し、開始と同時に録音されるケースが多いです。
しかし、iPhoneでは規制が厳しくなっており、通話録音アプリは配信されていても相手の声までは録音できない仕様になっています。
詳細は、下記の記事をご一読ください!

通話録音システムで電話を受けた場合
通話録音システムは、携帯キャリア各社の通話録音サービスがあります。このサービスは、通話が録音されるというガイダンスが通話開始前に流れるので、相手に録音することがバレてしまいます。
これは、携帯キャリア各社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天)で、法人向けに通話録音サービスが提供されているものです。
ほかには、カイクラの「通話録音機能」があります。
パソコンでも、スマホでも簡単に録音データの確認ができるのでおすすめです。詳細については、以下をご確認ください!
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まとめると、基本的にこちらから「録音する」と伝えない限り、相手に録音していることがバレることはほとんどありません。
では、もし無断で録音していたことがバレるとしたらどのようなケースが考えられるでしょうか。次の章で解説します。
iPhoneで通話録音後にバレるキッカケの例3つ
iPhoneで通話を録音したとき、不注意や話し方で「録音している?」と不審がられたり、無断で録音していたことがバレてしまうことがあります。
例えば次の3つのケースです。
- 通話録音アプリを画面下部に置いていた
- 電話のやり取りが正確に話を残そうとするような聞き方になっていた
- 録音したデータが何らかの事故で流出してしまった
多く考えられるのが、通話録音アプリをiPhoneに入れていることを見られてしまうケースです。
たとえ自分の声が録音されていることまで確認できなくても、「もしかして今までの通話をすべて録音していたのでは?」と不審に思われるかもしれません。
録音を始めたことは相手にバレなくても、証拠を残そうとでもいうような聞き方で、会話の流れが自然ではない場合も「録音しているのでは」と思われる可能性があります。
また、iPhoneを紛失して録音データを聞かれてしまった、というような不注意による「流出事故」で録音していた事がバレることもあります。
では、もし通話録音がバレたらどうなるのでしょうか。次の章で解説します。
iPhoneで通話録音して相手にバレると捕まるのか
「捕まる」という定義を「違法行為によって警察に逮捕される」こととすると、勝手に通話を録音したという理由で捕まることはありません。
日本では、たとえ相手の許可なく通話を録音したとしても、基本的に違法とは言えず、罰則の規定もないからです。
平成12年の最高裁の判例でも、相手の同意を得ないまま会話を録音したテープが証拠として認められたものがあります。
裁判年月日: 平成12年7月12日
詐欺の被害を受けたと考えた者が、相手方の説明内容に不審を抱き、後日の証拠とするため、相手方との会話を録音することは、たとえそれが相手方の同意を得ないで行われたものであっても、違法ではなく、その録音テープの証拠能力は否定されない。引用元:裁判例結果詳細|裁判所
しかし相手側がどう思うかは、法律とは関係がありません。もし通話内容が勝手に録音されていたと知られてしまうと、信頼関係にヒビが入ってしまうこともあります。
録音した通話データは大事な個人情報となり得る場合があるので、通話データの管理には十分注意しましょう。通話録音の違法性について、さらに詳しくはこちらの記事をご覧ください。

iPhoneの通話録音に関してよくある質問3つ
iPhoneで通話録音を行うことについて、よくある質問をまとめました。
- 【質問1】iPhoneの通話録音はどんな方法でやるべき?
- 【質問2】iPhoneの通話録音はボイスメモでできるの?
- 【質問3】LINEの通話は録音することができるの?
1つずつ回答します。
【質問1】iPhoneの通話録音はどんな方法でやるべき?
iPhoneで通話録音をする際は、できるだけ相手の許可を取ってから行いましょう。
基本的に、こちらから明かさなければ通話録音がバレることはありません。しかし違法性はないとはいえ、バレた場合にトラブルになる可能性はあります。
また、万が一通話データが流出した場合、民事上の責任が問われて損害賠償の請求にまで発展することもあります。
録音したiPhoneを紛失したり盗まれたりするとその可能性が高まりますので、通話データはiPhone内のみで保存せずに、きちんと管理できるようにしましょう。
iPhoneでの通話録音については、以下の記事で詳しく解説しています。

【質問2】iPhoneの通話録音はボイスメモでできるの?
iPhoneのボイスメモで通話録音ができることがありますが、録音できるのは自分の声のみで、相手の声は録音できません。
また、通話中にボイスメモを起動できなかったり、通話を始めると録音が中止されてしまったりすることもあります。
ボイスメモで通話録音をするならば、きちんと録音できるか確かめてから利用することをおすすめします。
ボイスメモを使った通話録音について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

【質問3】LINEの通話は録音することができるの?
iPhoneでLINEの通話を録音するには、次のような方法があります。
- 「画面収録機能」を使う
- アプリを導入する
- 外部機器を利用する
iOS11から標準搭載されている「画面収録」を使うと、通話が動画として保存できます。
音声録音アプリを使うと、通話内容が動画ではなく、音声のみのデータとして録音できます。こちらはマイクで拾った音声を録音するアプリなので、相手の声はスピーカーで流しましょう。
ICレコーダーや、録音マイクなどの外部機器を使うことでも通話録音できます。
これらの詳細な方法については以下の記事をご覧ください。

まとめ:通話録音がバレることはないが法人向けサービスでセキュリティを万全に
iPhoneでの会話を録音しておきたいというケースも多くあると思いますが、録音していることが相手にバレないか心配になることがあるかもしれません。
基本的に、通話相手に録音していることがバレることはありません。もしバレたとしても、違法性はないので警察に逮捕されることもありません。
しかし、仕事の通話を録音して管理するなら、情報の流出には十分気をつけなければなりません。端末の紛失や盗難などで流出する恐れがあるため、個々のiPhone内でのみの管理はリスクがあります。
カイクラの「携帯通録」なら、社用スマホでの通話を録音しテキスト化して、顧客情報とともに管理できます。
会話の履歴や通話の録音データをクラウド上に保存して、PCやタブレットなど別の端末で確認できて、チーム内での共有も簡単です。万が一電話を受けたiPhoneを紛失したとしても、録音データが流出するリスクも防げます。
カイクラの「携帯通録」について詳しくは、以下の資料をご覧ください。
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