顧客管理システムの費用相場をタイプごとに解説!選び方のポイントも紹介

「顧客管理システムの導入にかかる費用の相場は?」
「タイプによって費用は変わるもの??」

こんなお悩みはありませんか?

顧客管理システムの費用は、自社のサーバーで運用するオンプレミス型と、インターネット上で利用するクラウド型で大きく変わります。

この記事では以下について解説します。

  • 顧客管理システムの3つのタイプと費用相場
  • 最適な予算・機能の顧客管理システムを選ぶコツ
  • 導入しやすいおすすめの顧客管理システム

顧客管理システムの費用相場を元に、自社に合ったシステムを選定したい方はぜひご一読ください。

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目次

顧客管理システム(CRM)の費用相場は?3つのタイプ別に解説!

まずは顧客管理システムの費用相場を見ていきましょう。

ここでは以下の3つのタイプを解説します。

  1. オンプレミス型:フルスクラッチ
  2. オンプレミス型:パッケージ/ハーフスクラッチ
  3. クラウド型

各タイプの特徴も解説しているので、「オンプレミス型ってなに?」「クラウド型ってなに?」と思った方もご安心ください。

早速ひとつずつ見ていきましょう。

【タイプ1】オンプレミス:フルスクラッチの費用相場

1つ目のタイプは、「オンプレミス型:フルスクラッチ」です。0からオリジナルの顧客管理システムを開発します。

必要な要件をヒアリング、開発会社が自社に合ったシステムを構築するため、3つのタイプの中では最も高額になります。

費用の目安は以下のとおりです。

初期費用 数百万~数億円
維持費用 月額数万~数十万円

完全オリジナルの開発となるため、利用したい会社の規模やユーザー数、仕様によっても異なります。

フルスクラッチで顧客管理システムを作る場合には、開発会社によって費用はさまざま。複数会社に相見積もりをお願いするのがおすすめです。

またオンプレミス型の特徴として、開発して終わりではなく維持費用がかかります。インフラやサポート体制により金額は異なりますが、月額数万〜数十万円が相場です。

また数年に一度、インフラ設備を更改するために追加で費用が発生するので、開発段階で確認し、予算を持っておくようにしましょう。

フルスクラッチの顧客管理システムのメリットとデメリットは下記です。

▼メリット

  • 自社に合った無駄のないシステムを利用できる
  • セキュリティを強固なレベルに設定できる

▼デメリット

  • 高額な費用が必要になる
  • 開発工数があるため、利用開始までに時間がかかる
  • 数年後にサーバーのリプレイスやOSのアップデートが必要となる

費用がかかる代わりに最も自社にフィットした顧客管理システムを使えるところが、フルスクラッチの特徴です。

【タイプ2】オンプレミス:パッケージ / ハーフスクラッチの費用相場

2つ目のタイプは、「オンプレミス:パッケージ/ハーフスクラッチ」です。すでにあるシステムを自社で設置したサーバーにインストールし、運用するタイプの顧客管理システムです。

▼パッケージとハーフスクラッチの違い

  • パッケージ:開発済みのシステムをそのまま導入
  • ハーフスクラッチ:業務にあわせて一部の機能を追加で開発してから導入

このタイプでは、先に紹介したオンプレミス:フルスクラッチよりはコストが抑えられるものの、一定のコストはかかります。

このタイプの費用相場は以下です。

初期費用 百万~数千万円
維持費用 月額数万円~数十万円

パッケージ/ハーフスクラッチタイプの場合も、自社にサーバーを設置したり、ライセンス発行費用が必要だったりと、初期費用がかかります。

またインフラやサポート体制にはよるものの、月額数万円〜の維持費用も必要です。

パッケージやハーフスクラッチの顧客管理システムを利用するメリットとデメリットは以下です。

▼メリット

  • クラウド型よりも自社に合わせた運用ができる
  • セキュリティ面でクラウド型よりも優れている
  • 万が一インターネットが使えなくなっても稼働できるシステムも多い

▼デメリット

  • 初期費用がかかる
  • システムによっては社外からのアクセスができない

パッケージ/ハーフスクラッチの場合、フルスクラッチよりは抑えられるものの初期費用、維持費用ともにかかってきます。

その代わりに自社が求める機能やセキュリティに近づけられることが特徴です。

【タイプ3】クラウドの費用相場

クラウド型は、すでに作成されている顧客管理システムをインターネット上で使うタイプです。

紹介する3つのタイプの中では一番費用を抑えられます。

クラウド型の費用相場は以下です。

初期費用 無料~数十万円
維持費用 月額数千円~数万円

基本機能に追加してオプションの利用を検討したとしても月額数千円〜数万円と、オンプレミス型に比べると格安での利用が可能です。

クラウド型の費用としては、毎月、料金×利用ユーザー数が発生してきます。

たとえば、月額1,000円のサービスを20名で利用すると、月額20,000円の維持費がかかります。

クラウド型のメリット、デメリットは以下です。

▼メリット

  • 自社で用意するものがないため初期費用を抑えられる
  • 開発もないため、導入までの期間が短い
  • 社外アクセス可能なシステムを選べば、リモートでも利用できる

▼デメリット

  • カスタマイズできないため、業務をシステムにあわせて調整する必要がある
  • オンプレミス型に比べるとセキュリティ面に懸念が残る

クラウド型の顧客管理システムは機能が完成しており、インターネット上で使えるようになっています。

そのため利用開始前に物理的に用意するものがなく、使いたいときにスタートできるのが特徴です。

オンプレミス型とクラウド型どちらを選ぶべきか

ここまで3タイプの費用相場を紹介してきましたが、結局「オンプレミス型とクラウド型はどちらがいいの?」と思いますよね。

結論としては、クラウド型の顧客管理システムがおすすめです。

理由は以下の2つです。

  1. 初期費用や維持費用を抑えての導入ができる
  2. 外出先からアクセスができる顧客管理システムが多く業務効率化が進む

クラウド型で懸念点となりがちなセキュリティ面。近年ではセキュリティに強いデータセンターを利用した顧客管理システムが増えてきており、大きな問題は発生していません。

費用面でもオンプレミス型に比べると、圧倒的にコストを抑えられるため、利用開始までのハードルも下がります。

一方で、以下の場合にはオンプレミス型がおすすめです。

  • 予算が潤沢にある場合
  • 業務に合わせたオリジナルの顧客管理システムが必要な場合

オンプレミス型は費用がかかる反面、自社用にカスタマイズした顧客管理システムが利用できます。

予算が十分に用意でき、クラウド型では業務にマッチしない場合には、オンプレミス型の顧客管理システムを選ぶといいでしょう。

続いて、最適の予算・機能の顧客管理システムを選ぶポイントを紹介します。

自社に最適な予算・機能の顧客管理システムを導入する3つのコツとは?

ここからは自社に最適な予算・機能の顧客管理システムを選ぶためのコツを3つ紹介します。

  1. 顧客管理システムを導入して解決したいことを明確にする
  2. 複数の顧客管理システムで相見積もりを取って比較検討する
  3. 顧客管理システムの機能にあわせて業務を寄せることも検討する

特に3つ目の業務をシステムの機能に寄せていく考え方は、業務改善に直結することもあります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

【コツ1】システム導入して解決したいことを明確化しておく

顧客管理システムを導入することで解決したいことを明確にしましょう。

  • システムを導入して解決したいことはなにか
  • なにを解決したら業務効率化や売上アップにつながるのか

導入目的を明確にすることで、自社に最適な顧客管理システムを選ぶことができます。

具体的に言うと、以下の方法で明確化するのがおすすめです。

▼解決したい課題を明確化する方法の例

  • 自社の業務フローを見直し、解決したい課題を整理する
  • システムの機能を確認し、自社の悩みを解決できそうか確認する

業務フローを見直すと解決すべき点が見えてきやすいです。とはいえなかなかシステムでできることがイメージしづらい方も多いでしょう。

こういった場合は、顧客管理システムでできることから逆算することもおすすめです。導入する目的、欲しい機能を明確にしてから、顧客管理システムを選びましょう。

【コツ2】複数のシステムで見積もりを取って比較検討する

顧客管理システム選びではひとつだけではなく、複数のシステムで相見積もりを取って比較検討するようにしましょう。

顧客管理システムによって、強みも費用も異なります。

強みでいうと以下の違いがあります。

  • 電話対応に強い顧客管理システム
  • メール対応に強いシステム
  • 営業支援やマーケティングオートメーションの機能を兼ねるシステム

またクラウド型の顧客管理システムであっても

  • 初期費用がどのくらいかかるのか
  • 維持費用や月額費用は1ユーザーごとにいくらかかるか

など費用相場はさまざまです。複数の顧客管理システムの相見積もりを取って、比較検討をしましょう。

【コツ3】システムの機能にあわせて業務を寄せることも検討する

機能にあわせて業務を調整することも検討すると、費用を抑えて顧客管理システムを導入しやすいです。

確かに自社の業務に完全にあった顧客管理システムを導入することで、業務課題を解決しやすいでしょう。しかし初期費用が高額となってしまうため、社内で稟議を通す難易度が上がってしまいます。

一方でクラウド型などの機能を抑えつつオプションで機能追加できるシステムであれば、初期費用を抑えて導入が可能です。

また機能を抑えたからといって悪いことばかりではなく、業務の見直しを行うきっかけとなり、効率化につながるケースもあります。

顧客管理システムの機能にあわせて、業務の調整を検討することがおすすめです。

 おすすめのクラウド型顧客管理システム(CRM)3つ

ここからはクラウド型顧客管理システムのおすすめを3つ紹介します。

サービス名 特徴 費用
カイクラ ・電話対応に強い顧客管理システム
・受電と同時に顧客情報を画面上に表示できる
・顧客とのやり取りを顧客情報に紐づけて管理できる
・初期費用181,000円〜
・月額費用31,000円〜
※人数に限らず、1拠点(店舗)あたりの料金です
Senses ・顧客管理システムの機能を持つ営業支援ツール
・メールやコミュニケーションツールとの外部連携ができる
・現場主導の営業成果の最大化をサポート
・【Starter】月額2万円5,000円〜/ユーザー1人あたり月額5,000円
・【Growth】月額10万円〜/ユーザー1人あたり月額10,000円
・【Enterprise】月額30万円〜/ユーザー1人あたり月額15,000円
フリーウェイ顧客管理 ・無料版と有料版のシンプルなプランの顧客管理システム
・3ユーザー1000データまで無料
・スマホやタブレット非対応
・月額2,980円

クラウド型の顧客管理システムでも特徴や費用が異なることがわかります。

  • 自社の求める機能が利用できるか
  • 導入時に費用がどのくらいかかるのか

などを把握するためにも、気になる顧客管理システムがあれば、営業資料を取り寄せて比較検討をしましょう。

ここではクラウド型の顧客管理システムを3つだけ簡単に紹介しました。

もしも「もっとクラウド型の顧客管理システムの特徴や費用を知りたい」と思った方は、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご一読ください

[clink url=”a href=”https://kaiwa.cloud/media/customer/customer-management-cloud/”]

まとめ:予算にあわせて、最適な顧客管理システムを選定しよう

この記事では、顧客管理システムの費用相場を紹介してきました。

紹介した3タイプの顧客管理システムについて、改めて特徴と費用を見ていきましょう。

特徴 費用
オンプレミス:フルスクラッチ ・自社に一番フィットしたシステムが作れる
・費用と開発工数がかかる
・初期費用:数百万〜数億円
・維持費用:月額数万円〜数十万円
オンプレミス:パッケージ/ハーフスクラッチ ・セキュリティ面で優れている
・フルスクラッチよりは抑えられるものの費用がかかる
・初期費用:100万〜数千万円
・維持費用:月額数万円〜数十万円
クラウド ・3タイプの中で最もコストが抑えられる
・導入までの期間が短い
・初期費用:無料〜数十万円
・維持費用:月額数千〜数万円

顧客管理システムを導入したい方には、費用が抑えられてスムーズに利用できるクラウド型がおすすめです。

クラウド型の顧客管理システムでも、月額費用はユーザー数やオプション機能によって異なります。

気になる顧客管理システムがあれば、気軽に資料請求をしてみましょう。

もし電話対応が多く費用を抑えた顧客管理システムを検討している方には、「カイクラ」がおすすめです。

一般的なクラウド型顧客管理システムではユーザーごとの料金が発生するのに対し、カイクラでは利用する拠点ごとの費用です。そのため拠点数によっては、他のサービスよりもお得に利用できるケースもあります。

また、カイクラは着信と同時に顧客情報を表示する機能があり、電話業務の30%を効率化できた例もあります。コストを抑えて導入しやすい顧客管理システムをお探しの方は、以下からカイクラがよくかわる資料をダウンロードしてみてください!

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なお、「顧客管理システムのメリットや導入すべき理由などをもっと知りたい!」と思った方は、以下記事もあわせてご一読ください。

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この記事を書いた人

西山雄貴のアバター 西山雄貴 営業・業務改善コンサル

大手住宅設備メーカー、たばこメーカーにて、新規開拓、提案営業、
ルート営業の経験を経験。
売上拡大のために既存顧客のフォローアップと業務効率化が重要で
あることを体感して、株式会社シンカに入社。
業界問わず多数の企業様をご支援する中で「共通の課題と解決事例」を
熟知して、電話業務改善のコンサルティングに取り組んでいる。

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