LINE公式アカウントと個人との違いは?作り方から活用事例まで徹底解説

LINE公式アカウントは、企業や店舗が利用できるビジネス用に作られたLINEのアカウントです。企業や店舗は、友だち登録してくれた顧客にメッセージやクーポンなどを配信できます。

しかし、LINE公式アカウントの使い方を詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。そこで、この記事ではLINE公式アカウントと個人の違いや料金、使い方、具体例などを紹介します。

LINE公式アカウントを利用する際は、LINEのトーク履歴とその他の顧客情報をまとめて管理することがおすすめです。たとえばカイクラを導入すると、電話、SMS、メールなどと同じように公式LINEでのトーク履歴を一元管理できるので、属人化せず社内での情報共有に役立ちます。

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目次

LINE公式アカウントビジネスとは?個人アカウントとの違いを解説

LINE公式アカウントビジネスとは、企業が顧客とのコミュニケーションを円滑におこなうために設計されたLINEアカウントのことです。個人アカウントとは異なり、ビジネス向けのさまざまな機能が備わっています。

ビジネス用のLINEアカウントを、以下の2つに分けて解説します。

  1. LINEビジネスアカウントと個人アカウントの違い
  2. LINE公式アカウントの2つの種類

それぞれ詳しくみていきましょう。

LINEビジネスアカウントと個人アカウントの違い

LINEビジネスアカウントと個人アカウントは、目的が異なります。

個人アカウントは、友人や家族とのプライベートなコミュニケーションを目的としています。一方で、ビジネスアカウントは、企業が顧客との接点を持ち、良好な関係を築くためのツールです。

ビジネスアカウントでは、顧客管理、プロモーション、マーケティング、カスタマーサポートなど、ビジネスシーンで役立つ機能が充実しています。

たとえば、リッチメニューやステップLINEなどの機能は、顧客との関係性を強化し、購買行動を促進するのに効果的です。また、複数ユーザーへのメッセージ配信など、個人アカウントにはない機能も備わっています。

これらの機能により、顧客への一斉通知やキャンペーン情報の配信などが効率的におこなえます。

LINE公式アカウントの2つの種類

LINE公式アカウントには、「認証済アカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。

LINE公式アカウントを開設した時点では、すべて未認証アカウントです。LINEに審査を申し込み、通過したアカウントが認証済アカウントとなります。

認証済アカウントには、以下のメリットがあります。

  • 青色バッジが付き、検索結果に表示される
  • 店舗用ポスターの種類を選べる
  • 友だち追加用QRコードが付いたノベルティが購入できる
  • 請求書決済が利用できる
  • 「友だち追加広告」を利用できる
  • 「メンバーシップ」機能を利用できる
  • 「リサーチ」と「アカウント満足度調査」で自由回答が使える
  • LINEアプリ内でアカウント情報やクーポンを掲載できる

認証済アカウントの申請に費用はかからないので、信頼性の面でも、ビジネスでの利用なら認証を受けるのがおすすめです。

なお、LINE公式アカウントには、プレミアムアカウントも存在します。ただし、プレミアアカウントは申請方法が公開されていません。そのため、最初は認証済アカウントか未認証アカウントのどちらかが選択肢です。

LINE公式アカウントをビジネスで導入するメリットと注意点

LINE公式アカウントをビジネスに導入すれば、顧客との関係性を強化したり、売上を向上させたりできます。

しかし、注意点もあるので、メリットとあわせて紹介します。

  1. メリットは顧客とのスムーズなコミュニケーション
  2. 注意点はブロック率の管理と対応策

詳しく解説しますので、メリット・注意点両方を理解したうえで、LINE公式アカウントを効果的に活用しましょう。

メリットは顧客とのスムーズなコミュニケーション

LINEは、日本国内で最も利用されているSNSです。あらゆる年代で利用率が高く、とくに10代〜40代までの利用率は90%を超えています。そのため、LINE公式アカウントを活用することで、幅広い年齢層の顧客にアプローチが可能です。

たとえば、若い世代向けのファッションブランドであれば、新商品の入荷情報やコーディネート提案などを配信することで、顧客の購買意欲を高められます。高齢者向けのサービスを提供している企業でも、健康に関する情報やイベント情報を配信することで、顧客との繋がりを強化できます。

LINE公式アカウントの大きなメリットは、メッセージの開封率が高い点です。実際に、全国15〜69歳の男女のうち、7割超がLINE公式アカウントで配信された「企業からのメッセージを読んだ」と回答しています。

これは、メールマガジンなどに比べて非常に高い数値です。開封率が高いということは、それだけ顧客にメッセージを読んでもらえる可能性が高いことになります。

クーポンやセール情報の配信は、顧客の購買意欲を刺激し、売上アップへとつながります。また、LINE公式アカウントに備わったトーク機能を活用すれば、顧客からの問い合わせにスピーディーに対応でき、顧客満足度の向上に効果的です。

注意点はブロック率の管理と対応策

LINE公式アカウントの利用において、注意すべき点のひとつに「ブロック率」があります。ブロック率とは、LINE公式アカウントを友だち登録しているユーザーにメッセージを配信した際に、ブロックされてしまう割合です。

一度ブロックされてしまうと、その顧客とは再度接触するのが難しくなります。ブロック率が高い状態が続くと、メッセージを送信しても見てもらえません。

ブロックされる原因として考えられるのが、メッセージの配信頻度が高すぎたり、顧客にとって有益でない情報ばかりを配信したりすることです。

たとえば、毎日同じような内容のセール情報ばかり送られてきたり、興味のない商品の広告ばかり配信されたりすると、ユーザーは「みたくない」と感じてブロックするでしょう。

逆に、誕生日クーポンや、ユーザーの購買履歴に基づいたおすすめ商品情報、会員限定のシークレットセール情報などを配信すれば、ユーザーは「役に立つ」と感じ、ブロック率を下げることにつながります。

ブロック率を抑えるためには、顧客のニーズに合わせた有益な情報を、適切な頻度で配信することが重要です。

LINE公式アカウント ビジネスの料金プランと選び方

LINE公式アカウントをビジネスで活用するには、適切な料金プランを選ぶことが重要です。そこで、以下の2つに分けて料金プランを解説します。

  1. 無料プランと有料プランの違い
  2. 料金プランの選び方のポイント

プランによって利用できる機能やメッセージ配信数が異なるため、自社のニーズに合ったプランを選びましょう。

無料プランと有料プランの違い

LINE公式アカウントには、無料プランと有料プランの2つあります。大きな違いは配信できるメッセージの数です。

無料プラン(コミュニケーションプラン)で配信できるメッセージは、月200通まで。有料プランは、「ライトプラン」「スタンダードプラン」の2種類があり、それぞれ月額固定費と無料で配信できるメッセージ数が異なります。

コミュニケーションプラン ライトプラン スタンダードプラン
月額固定費 0円 5,000円 15,000円
無料メッセージ通数 200通/月 5,000通/月 30,000通/月
追加メッセージ 不可 不可 ~3円/通

※2024年11月時点

無料プランは、LINE公式アカウントを初めて利用する企業や、メッセージ配信数が少ない企業におすすめです。有料プランは、より多くのメッセージを配信したい企業や、高度な機能を利用したい企業に向いています。

料金プランの選び方のポイント

料金プランを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

事業規模
  • 中小規模の店舗であれば、無料プランやライトプランから始めるのがおすすめ
  • 大規模な企業や、顧客とのコミュニケーションを重視するビジネスでは、スタンダードプラン以上の有料プランを検討する
顧客数
  • 顧客数が多く、頻繁にメッセージを配信する必要がある場合は、無料メッセージ通数の多いプランを選ぶようにする
利用目的
  • LINE公式アカウントをどのような目的で利用するのかを明確にする
  • たとえば、顧客サポートをメインで利用する場合は、無料プランでも十分な場合が多い
  • 一方、マーケティングやプロモーションを積極的におこないたい場合は、有料プランの方が適している
予算
  • 月額固定費と追加メッセージ料金を考慮し、予算に見合ったプランを選ぶ

それぞれのプランの特徴を理解し、自社の事業内容や顧客の規模にあわせて最適なプランを選べば、LINE公式アカウントを効果的に活用できビジネスの成長を促進できます。

LINE公式アカウント ビジネスの作り方・設定方法

これからLINE公式アカウントを始める方に向けて、アカウントの作り方と設定方法を解説します。

    アカウント作成の手順

    LINE公式アカウントをはじめようのページで、「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックすると、以下の画面が表示されます。

    個人LINEアカウント、もしくはメールアドレスから登録可能です。アカウントの作成フォームに従って、必要事項を入力すれば登録でき、ビジネスIDを取得できます。このLINEビジネスIDは、開発者向けの各種管理画面にログインできる共通認証システムです。

    アカウント認証を受ける場合には、登録の流れで申請ができます。

    管理画面の使い方と注意点

    LINE公式アカウントの管理画面では、メッセージの配信設定やステップメッセージの設定、顧客管理など、さまざまな操作をおこなえます。

    基本的な操作は簡単ですが、いくつか注意しておきたい点があります。

    たとえば、初期設定を間違えると、意図しない顧客にメッセージを誤配信してしまったり、便利な機能を有効活用できなかったりするかもしれません。管理画面の機能を正しく理解し、使いこなすことで、顧客との効果的なコミュニケーションが図れます。

    LINEヤフー for businessでは、定期的にLINE公式アカウントの活用方法に関するセミナーを実施しています。活用方法がわからない場合や、詳しく知りたい場合は、参加してみるのもおすすめです。

    LINEビジネスアカウントでできること3つ

    LINEビジネスアカウントは、顧客とのコミュニケーションを円滑にし、ビジネスを成長させるためのさまざまな機能を備えています。

    ここでは、LINEビジネスアカウントでできることを3つ紹介します。

    1. メッセージ配信やステップ配信
    2. チャット・自動応答メッセージの活用
    3. クーポン、リッチメニュー、ショップカードの活用法

    それぞれ詳しく紹介します。

    【できること1】メッセージ配信やステップ配信

    LINEビジネスアカウントでは、メッセージ配信機能を使って、顧客に一斉に情報を届けられます。新商品のお知らせやキャンペーン情報などを配信すれば、顧客との接点を持ち、エンゲージメントを高められます。

    たとえば、アパレルショップであれば、新作入荷のお知らせや季節ごとのセール情報などを配信すれば、顧客の来店を促すことが可能です。

    また、ステップ配信機能を使えば、新規顧客に対して段階的に情報を提供し、顧客との関係を深めていくこともできます。たとえば、美容室であれば、初回来店時にクーポンを発行し、その後、ヘアケアに関するアドバイスやキャンペーン情報を定期的に配信すれば、顧客のリピート率を高められます。

    【できること2】トーク・自動応答メッセージの活用

    LINEビジネスアカウントの特徴のひとつが、トークと呼ばれるチャット機能です。顧客からの質問に素早く対応できれば、顧客満足度を向上させられます。

    自動応答メッセージを設定しておけば、よくある質問に24時間いつでも対応可能です。

    ▼例

    レストラン:営業時間やメニューに関する問い合わせにチャットで対応する
    ホテル:チェックイン時間やアクセス方法に関する質問に自動応答で対応する

    顧客にとってはいつでも疑問を解消でき、企業にとっては問い合わせに自動で対応でき、電話など有人での対応コストを削減できます。

    さらに、個別対応が必要な顧客には、チャットで直接会話をして、より丁寧なサービスを提供することも可能です。

    【できること3】クーポン、リッチメニュー、ショップカードの活用法

    LINEビジネスアカウントでは、クーポン、リッチメニュー、ショップカードを提供できます。

    クーポンの発行は、顧客の来店促進や商品購入のきっかけづくりに効果的です。たとえば、カフェなどの飲食店であれば、LINE公式アカウントの友だち限定で「ドリンク1杯無料クーポン」を配信することで、新規来店を促進できます。

    リッチメニューは、LINEのトーク画面に表示されるメニューです。リッチメニューに商品情報やクーポン情報を掲載すれば、顧客が直感的に情報を得たり、問い合わせをしたりできます。

    エステサロンであれば、リッチメニューにコースメニューや料金表を掲載すれば、顧客が簡単に情報を得られます。

    ショップカードは、顧客にポイントを貯めてもらう機能です。ポイントを貯めることで、顧客のリピート率を高められます。

    お財布の中で、何枚もの紙のポイントカードがあって「邪魔だな」と感じている人にとって、LINEのポイントカードは物理的な場所をとらないので喜ばれます。また、専用アプリを使ってのポイントカードの場合も、複数店舗あればそれぞれアプリをダウンロードしなければいけません。

    LINEのポイントカードであれば、物理的に邪魔にならず、新たなアプリをダウンロードする必要がないのが魅力です。

    ビジネスにおけるLINE公式アカウントの活用事例

    さまざまな業界でLINE公式アカウントが活用されています。

    ここでは、具体的な活用事例を3つ紹介します。

    1. 飲食店での顧客リピート施策
    2. 美容業界での再来店促進
    3. 小売業での販促効果の向上

    それぞれ詳しくみていきましょう。

    【事例1】飲食店での顧客リピート施策

    飲食店では、LINE公式アカウントを活用することで、顧客のリピート率向上を図れます。クーポンの発行などで、再来店につなげられるためです。

    たとえば、来店してくれた顧客にLINE公式アカウントの友だち登録を促し、友だち登録特典としてクーポンを発行します。その後、定期的にリピートクーポンを配信したり、新メニューや季節限定メニューの情報を配信したりすれば、再来店を促すことにつながります。

    さらに、リッチメニューを活用して、顧客が簡単にメニューを確認したり、予約をしたりできるようにするのも効果的です。

    【事例2】美容業界での再来店促進

    美容業界でも、LINE公式アカウントは顧客の再来店に役立ちます。

    たとえば、来店した顧客にLINE公式アカウントの友だち登録をおすすめし、施術後に予約リマインダーを送信します。これにより、次回予約を促すことが可能です。

    また、利用後に次回予約の特典を提示することで、顧客の再来店への意欲を高めることもできます。

    【事例3】小売業での販促効果の向上

    小売業では、LINE公式アカウントを通じて、効果的な販促活動をおこなえます。

    たとえば、顧客の属性や購買履歴に基づいてターゲットを絞り込み、それぞれの顧客に合わせたメッセージを配信します。また、セールの際に対象顧客に限定クーポンを配信することも有効です。

    これらの事例以外にも、LINE公式アカウントはさまざまな業界で活用されています。自社のビジネスに合った活用方法を見つけて、顧客のエンゲージメントを高めれば、ビジネスを成長させられます。

    LINE公式アカウントと連携できる「カイクラ」とは?

    「カイクラ」は、LINE公式アカウントと連携して顧客対応を効率化できるツールです。

    カイクラを導入すると、LINE公式アカウント宛のメッセージを受信した際に、カイクラの画面にポップアップで通知が表示されます。顧客からの問い合わせに気づきやすくなり、素早い対応が可能です。

    また、電話対応、SMS、メール、LINEなど、さまざまな顧客対応を一元管理できるのも大きな特徴です。顧客とのやり取りをすべてカイクラで一元管理できるので、対応履歴がわかりやすく、顧客対応の精度向上につながります。

    電話業務をはじめとする顧客コミュニケーションにおけるさまざまな課題を解決に導いてくれる機能が充実しているため、費用対効果の高いツールです。

    他のツールとも連携でき、自社の業務フローにあわせて、さまざまなツールと連携させれば、さらに効率的な顧客対応を実現できます。カイクラの詳細を知りたい方は、以下よりお気軽にご確認ください。

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    まとめ:LINE公式アカウントをビジネスに活用しよう

    LINE公式アカウントは、ビジネスの成長をサポートするツールです。

    顧客との円滑なコミュニケーションを可能にし、リピート顧客の獲得や売上の向上が期待できます。メッセージ配信、クーポン発行、リッチメニューなど、さまざまな機能を活用すれば、顧客のエンゲージメントを高め、ビジネスを成長させます。

    LINE公式アカウントを活用して、顧客との関係性を強化したいと考えている場合、LINE以外のコミュニケーションを一元管理できる「カイクラ」がおすすめです。

    カイクラでは、LINE公式アカウント宛のメッセージ受信をポップアップ表示できるため、素早い対応が可能です。顧客からの問い合わせにすぐに対応すれば、顧客満足度向上につながり、より良い顧客体験を提供できます。

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    この記事を書いた人

    カイクラ編集部です。カイクラ.magは、株式会社シンカが運営するオウンドメディアです。 「音声を記録し、会話を企業価値に」をモットーに、「会話」に関する様々なテクノロジーや最新情報、企業の業務効率化や社内コミュニケーションの活性化事例など、すべての企業にとってお役に立てる情報を幅広く発信します。

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