高付加価値化とは?自社の商品やサービスの価値を高めて、売上アップする方法も紹介

「高付加価値化ってどんなことをすれば成功なんだろう…」

と考えている方。

自社の商品やサービスに高付加価値化が実現すると、従来の商品により高い価値をつけて、高価格で販売することもできます。

市場に出回っている従来の商品は似たようなものが多く、価格以外での差別化は難しいです。

自社が作っている商品やサービスにさらなる付加価値をつけることで、他社の商品よりもアドバンテージを取ることができ、売上アップが期待できます。

そこで今回は、

  • 高付加価値化とは、より高い価値をお客さんに与えること
  • 商品やサービスに付加したい2つの価値
  • 高付加価値化に成功した企業事例5つ

を解説します。

今回の記事を参考にしながら、業績アップを狙いましょう。

なお、電話応対の業務効率化や顧客満足度を高めたい場合は、システムの導入がおすすめです。なかでも「カイクラ」には、「顧客対応に役立つ機能」や「従業員の生産性を向上させる機能」を多数搭載しています。

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目次

高付加価値化とは、より高い価値をお客さんに与えること


まずは高付加価値化について、

  • 高付加価値化によって価格競争からの脱却をはかる
  • 商品やサービスの価値を高めることで、売上アップにつながる

の順に解説します。

高付加価値化によって価格競争からの脱却をはかる

自社の商品やサービスに高付加価値化が実現すると、従来の商品により高い価値をつけて、高価格で販売することもできます。

現在の市場では似たような商品が流通しており、いわゆるコモディティ化が進んでいます。

そのため、商品を選択する基準が価格のみになってしまい、価格競争が激化する一方です。

そこで、消費者ニーズを汲み取った価値を従来の商品に付随させることで、市場の中でも有望な商品を作成できます。

結果的にニーズが高まり、顧客が求める商品ができあがります。

商品やサービスの価値を高めることで、売上アップにつながる

高付加価値化を実施することで業績アップにつながります。

高付加価値化によって価値が上がった商品やサービスは、それだけ価格を上げて販売することも可能です。

従来の商品よりも単価が上がれば、それだけ企業の利益につながる確率は高いです。

一方で、値段が上がったという理由から顧客が離れてしまうことも少なくありません。顧客が継続的に購入してくれるための体制作りも重要です。

商品やサービスに付加したい2つの価値


続いて、商品やサービスに付加したい価値として

  • 機能的価値
  • 感情的価値

について解説します。

機能的価値

機能的価値とは、商品やサービスが持っているスペックや機能面、価格の価値を表します。

例えば、コードレス掃除機を例に機能的価値を表現した場合、下記のようになります。

【コードレス掃除機の機能的価値】

  • 充電4時間で、最長1時間使えるバッテリー
  • 吸引力は10000W
  • 約12,000円のエントリーモデル
  • 重量2.8kgの軽量モデル

ユーザーのニーズを捉えた特徴や集めたデータによる数値化などで顧客に訴求するのが、機能的価値の特徴です。

数値として顧客に訴求できるため、共感を得られやすいのも特徴の1つです。

感情的価値

感情的価値とは、商品の機能面ではなく顧客の感情に訴える価値を指します。

例えば、コードレス掃除機の感情的価値は下記の通りです。

【コードレス掃除機の感情的価値】

  • 見た目がかっこいい使いたくなる掃除機
  • 1つもホコリを残さず、健康的な生活を送れる掃除機
  • ブランドのファンが多く、新作は常に購入したくなる掃除機

顧客の心理面に訴えかけるような価値をつけると、購買意欲を持ってもらいやすくなります。

感情的価値は数値化できないため、他の企業が真似することは難しいです。そのため、ブランドイメージの構築を狙いたい企業さまは、感情的価値を高めていきましょう。

高付加価値化に成功した企業事例5つ


最後に、高付加価値化に成功した企業の事例として

  1. 花王株式会社
  2. 株式会社ワークマン
  3. 株式会社丸井グループ
  4. アークランドサービスホールディングス株式会社
  5. 株式会社ジンズホールディングス
  6. 株式会社ホンダクリオ共立

の順に紹介します。

事例1:花王株式会社

花王株式会社は、ラインナップを需要に適したものに変更しました。

人気商品である「アタックZERO」は

  • 縦型式洗濯機用洗剤
  • ドラム式洗濯機用洗剤

の2種類を展開しています。

また、従来の液体洗剤ではなかったプッシュ式容器で販売することで製品の高付加価値化をはかっています。

くわえて、「アタックシリーズ」は若年層でのシェア獲得に課題を感じていましたが、ボトルデザインや宣伝方法の変更でブランドイメージを一新しました。

事例2:株式会社ワークマン

アウトドアやレジャー向けの商品を販売している株式会社ワークマンも高付加価値化に成功した企業の1つです。

ワークマンは、高機能なプライベートブランド商品の開発に尽力しました。

プライベートブランドにおいてプロ向けとして展開していた商品を一般向けに販売開始。徹底したリサーチとコストカットによって、価格帯や機能面を維持しながら一般ユーザーに提供できました。

また、インターネット内での口コミなどを素早く反映させていることから、根強いファンができています。

事例3:株式会社丸井グループ

株式会社丸井グループでは、消費者の嗜好変化を捉えて売り場の中身を変更。従来はアパレル中心の売り場構成でしたが、飲食や雑貨、体験コンテンツを中心としました。

売り場の構成が変わったことによってビジネスモデルも変更し、消化仕入れ型(テナントの売上によって変更)から定借型(借家契約による家賃収入)に転換。

この転換によって、企業自体の収益性はより安定したものとなりました。

また、クレジットカードの発行事業を拡大。家賃保証や保険など、小売以外の事業にも手を出しています。

すでにあった顧客チャネルを活用した上での事業拡大であるため、顧客分析を進めてきた結果とも言えます。

事例4:アークランドサービスホールディングス株式会社

アークランドサービスホールディングス株式会社は、運営しているとんかつ・かつ丼大手「かつや」を中心に付加価値を向上させました。

かつやでは、自社が開発したオートフライヤーを導入し、提供時間の短縮やコスト削減を実施。結果的に、難しかった低価格帯でのとんかつの提供を実現しました。

また、低価格帯でのとんかつの提供がきっかけでフランチャイズ契約を結ぶ店舗が増加。フランチャイズ店による収入で、アークランドサービスホールディングス株式会社の業績がアップしました。

事例5:株式会社ジンズホールディングス

株式会社ジンズホールディングスは、ブルーライトをカットできるメガネである「JINS PC」を開発。

従来であれば、視力を矯正する役割しか持っていなかったメガネに、目を守る付加価値をつけました。

新しいメガネの価値を開発することで、顧客のターゲット層を拡大。

同様に、ファッション性や機能性などの付加価値をつけたメガネを販売することで、売上高がアップしました。

事例6:株式会社ホンダクリオ共立

株式会社ホンダクリオ共立は、顧客接点クラウド「カイクラ」を導入したことで、対応力を付加価値としました。

株式会社ホンダクリオ共立の社員さんは顧客満足度をアップさせるため、アフターメンテナンスを重要視しています。

一方で、お客さまから電話をいただいても、どのお客さまなのかを特定するのに時間がかかっていました。

車種だけでお客さまを特定するのは難しく、名前や電話番号などの情報を聴き出します。しかし、家族のスマホからの電話でデータベースにヒットしないなどのトラブルも少なくありません。

結果的に困っているお客さまを待たせてしまい、電話対応で信頼を台無しにしてしまう可能性がありました。

そこで、カイクラを顧客コミュニケーションの管理ツールとして導入することで、着信時にお客さま情報を確認。お客さまを待たせる時間が短縮されたため、ストレスを感じさせない電話対応が可能となりました。

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高付加価値化をはかって、自社の商品やサービスの価値を高めよう

今回は高付加価値化について解説しました。

おさらいすると、自社の商品やサービスに高付加価値化が実現すると、従来の商品により高い価値をつけて、高価格で販売することもできます。

現状の市場では似たような商品やサービスが多く、価格以外で差別化することは難しいです。

具体的に孵化したい価値には以下の2つが挙げられます。

  • 機能的価値
  • 感情的価値

顧客のニーズを理解し、適切に付加価値をつけることで、自社商品の売上アップが期待できます。

今回の記事を参考にしながら、自社商品に新しい価値を付加させましょう。

なお、電話応対の業務効率化や顧客対応の改善をしたい場合は、多数の機能を揃えたシステムの導入がおすすめです。

たとえばカイクラには、過去の通話内容を把握しやすい「通話録音機能」や、販促や顧客とのコミュニケーションにも活かせる「SMS機能」などあります。誰でも簡単に使えるうえ直感的に操作しやすいUIのため、ツールの導入に不安を感じている人にも安心です。

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この記事を書いた人

西山雄貴のアバター 西山雄貴 営業・業務改善コンサル

大手住宅設備メーカー、たばこメーカーにて、新規開拓、提案営業、
ルート営業の経験を経験。
売上拡大のために既存顧客のフォローアップと業務効率化が重要で
あることを体感して、株式会社シンカに入社。
業界問わず多数の企業様をご支援する中で「共通の課題と解決事例」を
熟知して、電話業務改善のコンサルティングに取り組んでいる。

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