コールセンターをはじめとして、通話録音システムを導入する企業が多くあります。通話内容を録音することで、大切な情報の聞き漏らしやクレーム防止、電話対応の品質向上などさまざまな効果を期待できるからです。
通話録音の導入方法のひとつが、コストやスペース面でメリットが多くあるクラウド型通話録音システムです。本記事では、クラウド型通話録音システムを10社ピックアップして比較します。
クラウド型通話録音システムの選び方や注意点なども紹介しますのでぜひご覧ください。
クラウド型通話録音システムの導入を検討されている方には、カイクラがおすすめです。顧客情報を一元管理でき、自動録音機能もついているので録音漏れや聞き漏らしもありません。カイクラの詳細は以下より確認できますので、お気軽にクリックしてください。
\電話対応の負担が減ったとの声多数!/
カイクラの通話録音機能をチェック
▲無料ダウンロード資料あり
クラウド型通話録音システムの特徴3つ
まずクラウド型通話録音システムの特徴を押さえていきましょう。
クラウド型通話録音システムは、サーバー機器を必要とするオンプレミス型と違い、クラウド上にサーバーを設置します。そのためコストやスペース、データ確認方法に以下の3つの特徴があります。
とくに導入コストを抑えられるのは、これから導入しようと考えている企業にとって大きなメリットです。それぞれ詳しくみていきましょう。
【特徴1】導入コストを抑えられる
クラウド型通話録音システムは、クラウド上にサーバーがあるので、通話録音に利用するサーバー機器が必要ありません。サーバー機器や配線などの設置工事が省けるので、オンプレミス型に比べて導入コストを抑えられます。
スペースが限られたオフィスにとっても、サーバー機器の設置が不要な点は大きなメリットです。
工事が必要ないため、利用開始までの時間も早くなります。すぐに通話録音システムを利用したい企業にもおすすめです。
【特徴2】複数拠点に通話録音環境を構築できる
クラウド上にサーバーを設置することで、複数拠点の通話録音を集約できます。
クラウド型通話録音システムは、これまでの通話録音システムに必要だった拠点ごとのサーバーの設置や工事が不要です。そのため、コストやデータ管理の手間を減らし、効率よく通話録音環境を整えられます。
全国に拠点が複数ある企業や海外拠点がある企業でも、クラウド型通話録音システムを活用すれば、複数拠点で通話録音環境の構築が可能です。
2023年に矢野経済研究所が発表したコンタクトセンターソリューション市場の調査結果や将来の展望では、市場規模の拡大要因として「在宅対応が一般化し、勤務体系の柔軟性が広がった」ことが挙げられています。市場の流れをみても、在宅など複数拠点で通話録音環境を構築するニーズが続く可能性は高いです。
全国や海外に拠点がある場合だけではなく、在宅勤務を推進している企業にも、複数拠点で環境を構築できるクラウド型通話録音システムはおすすめです。
【特徴3】場所を選ばず音声データを確認できる
クラウド型通話録音システムで録音された通話データは、クラウド上に一元管理されます。サーバーにアクセスすれば、デバイスや時間、場所を選ばない通話内容の確認が可能です。
通話データはファイルとしてダウンロードしておけば、インターネット環境がない場所でも音声データの確認ができます。
営業や出張などで社外にいても通話データを確認できるため、素早い対応が可能です。在宅勤務などのリモートワークを取り入れている企業にとっても、遠隔で通話録音・確認ができることで、従業員の社外に対するコミュニケーションが見える化できます。
クラウド型通話録音システムの選び方4つ
クラウド型通話録音システムは、さまざまな企業から提供されているので、「どのクラウド型通話録音システムが最適なのか?」と迷うことはありませんか?
そこで、オフィスに合ったクラウド型通話録音システムの選び方を4つピックアップしました。導入を決める前に選び方をチェックしていきましょう。
【選び方1】オフィス規模に合ったシステムか
クラウド型通話録音システムを選ぶ際は、まずオフィス規模をイメージしましょう。システムには「録音可能最大同時通話数」や「最大録音時間」などが設定されているので、電話の稼働数や電話に要する時間をもとに選ぶ必要があるからです。
オフィスの電話の稼働率に合わないシステムでは、通話録音できない電話がでてきたり、より多くのデータ保存ができなくなったりします。
通話データを活用する機会が多い場合は、オフィス規模に合ったクラウド型通話録音システム選びが不可欠です。
【選び方2】利用したい機能があるか
クラウド型通話録音システムは、通話録音以外にもさまざまな機能がついています。自動音声応答や電話対応支援、スマートフォン内線化など、システムによって搭載されている機能は異なるため、利用したい機能があるか確認しましょう。
「とにかく安く導入したい」「機能が多いシステムがよい」と安易に選ぶと、思っていた使い方ができないなど後悔する恐れがあります。
「自動音声応答を使って電話を効率よく分配したい」など、利用したい機能を明確にした上で、クラウド型通話録音システムの機能を確認して選ぶようにしてください。
【選び方3】管理画面がわかりやすいか
通話録音システム選びでは、機能やコストばかりを気にしがちですが、管理画面の使いやすさも重要です。わかりやすい管理画面では、使う人を選ばず、通話録音データの確認や分析をスムーズに行えるからです。
搭載されている機能を最大限に活かすためには、管理画面にも注目して、使いやすいクラウド型通話録音システムを選びましょう。
【選び方4】セキュリティ対策やサポート体制が万全か
セキュリティ対策やサポート体制が万全かも確認しましょう。録音データは個人情報にあたるので、情報漏えいが会社の信頼損失につながる恐れがあるからです。
「通信の暗号化」「IPアドレス制限」などセキュリティ対策をしているシステムがおすすめです。
とくに、社内に詳しい人間がいない場合は、サポート体制の有無も重要となります。
「契約者専用のお問い合わせ窓口の設置」「基本的な使い方をご案内するオンライン講座」などサポート体制があると、運用段階で「導入したけれど使い方がわからない」などのつまずきがなく安心です。
クラウド型通話録音システム徹底比較10選
ここからは、10社のクラウド型通話録音システムを紹介します。
機能や特徴などに注目して、オフィスなどに最適なクラウド型通話録音システムをみつけましょう。
【サービス1】株式会社シンカ「カイクラ」
株式会社シンカの提供している「カイクラ」は、2,600社以上に利用され、継続率99.8%の実績があるシステムです。
発着信すべての通話を自動で録音するだけではなく、音声のテキスト化やAIによる文字起こしにも対応しています。顧客情報と通話録音を紐づけて一元管理できるので、情報確認がスムーズにでき電話時間の短縮につながるなど、業務効率化も期待できるクラウド型通話録音システムです。
ツール名 | カイクラ |
---|---|
特徴 | ・固定電話とスマホで通話を自動録音 ・対応履歴や通話履歴などの顧客データを一元管理 ・通話録音データをテキスト化・AI要約 |
料金 | ・初期費用:181,000円〜・月額費用:31,000円〜 ※人数に限らず、1拠点(店舗)あたりの料金 |
\電話対応の負担が減ったとの声多数!/
カイクラの通話録音機能をチェック
▲無料ダウンロード資料あり
【サービス2】株式会社バルテック「MOT/PBX」
株式会社バルテック「MOT/PBX」は、インターネット経由で電話機能を利用するサービスです。日本全国にエリア専用データセンターを設置することで、安定した通話を提供しています。
ツール名 | MOT/PBX |
---|---|
特徴 | ・地域専用のデータセンター ・わかりやすい料金体系 ・自社開発で使いやすいインターフェイス |
料金 | 初期費用:29,800円 月額:4,980円(税別)/20内線 |
【サービス3】株式会社コラボス「Packet Folder」
株式会社コラボス「Packet Folder」は、月額料金制のクラウド型通話録音システムです。
顧客管理システム「COLLABOS CRM」との連携が可能となっているので「CRM画面から録音データにアクセスできる」など業務効率の向上が期待できます。
ツール名 | Packet Folder |
---|---|
特徴 | ・コスト削減 ・録音漏れなし ・COLLABOS CRMと連携可能 |
料金 | 月額:9,500円/1席 |
【サービス4】株式会社日立情報通信エンジニアリング「RecwareX」
株式会社日立情報通信エンジニアリング「RecwareX」は、全通話自動録音できるクラウド型通話録音システムです。
キャリア提供の通話録音サービスと連携し、携帯電話の録音データの一元管理もできます。
ツール名 | RecwareX |
---|---|
特徴 | ・全通エア録音 ・内部統制/コンプライアンス対策・顧客トラブル防止に貢献 ・録音データへのアクセス権を設定可能 |
料金 | 要問い合わせ |
【サービス5】ABphone株式会社「全通話録音 サービス」
ABphone株式会社「全通話録音 サービス」は、低価格で全通話が録音できるクラウド型通話録音システムです。
月に3,000円という低価格で始められるので、導入のハードルが低く「試しに使ってみたい」方におすすめできます。
ツール名 | 全通話録音 サービス |
---|---|
特徴 | ・全通話録音 ・通話録音は内線IDごとにクラウド管理 ・低価格で始められる |
料金 | 月額:3,000円~ |
【サービス6】株式会社コミュニケーションビジネスアヴェニュー「クラウド通話録音 VoIPTrekTCloud」
株式会社コミュニケーションビジネスアヴェニュー「クラウド通話録音 VoIPTrekTCloud」は、1か月単位で導入できるクラウド型通話録音システムです。
アカウント登録が無料なので、手軽に導入できます。5時間まで無料でストレージ保存ができるため、通話録音を試してみたい方にぴったりです。
ツール名 | クラウド通話録音 VoIPTrekTCloud |
---|---|
特徴 | ・1か月単位で導入可能 ・アカウント登録無料 ・無料で5時間分の通話録音をストレージ保存できる |
料金 | プランA月額:1,000円(48時間) そのほか保存時間によってプランあり |
【サービス7】株式会社オプトエスピー「OrekaTR」
株式会社オプトエスピー「OrekaTR」は、電話番号などの各種情報とともに通話録音するクラウド型通話録音システムです。録音データのタグ付け機能が搭載されているので、データ管理が容易にできます。
ツール名 | OrekaTR |
---|---|
特徴 | ・日本語対応 ・全通話録音、スケジュール録音を選択可能 ・録音データにタグ付け可能 |
料金 | 要問い合わせ |
【サービス8】株式会社アセンド「オムニコンタクト」
株式会社アセンド「オムニコンタクト」は、電話業務をトータルで支援するクラウド型通話録音システムです。
自動応答機能はアウトバウンドコールの効率化に適しています。そのため、電話業務の人手が足りていないところにおすすめです。
ツール名 | オムニコンタクト |
---|---|
特徴 | ・クオリティの高いアウトバウンドコール・テレアポを実現 ・場所を問わずに電話を受けてリモートワーク可能 ・自動応答により問い合わせをスムーズに解決 |
料金 | 要問い合わせ |
【サービス9】トビラシステムズ株式会社「トビラフォン Biz」
トビラシステムズ株式会社「トビラフォン Biz」は、迷惑電話フィルターを搭載したクラウド型通話録音システムです。
特許を取得している独自の迷惑電話防止フィルターがついているので、迷惑電話の場合は自動で着信拒否を行います。もちろん、個別での着信拒否・着信許可登録も可能です。
有料ですが、録音データのテキスト化にも対応しています。
ツール名 | トビラフォン Biz |
---|---|
特徴 | ・迷惑電話防止フィルター付き ・録音ファイルの検索が可能 ・テキスト化システム構成(有料) |
料金 | ・初期費用:181,000円〜・月額費用:31,000円〜 ※人数に限らず、1拠点(店舗)あたりの料金 |
【サービス10】株式会社SYD「通話録音クラウドシステム」
株式会社SYDの「通話録音クラウドシステム」は、外国語にも対応しているクラウド型通話録音システムです。特定の要件だけ録音するなどの条件設定ができるので、本当に必要な録音だけ残せます。
ツール名 | 通話録音クラウドシステム |
---|---|
特徴 | ・電話自動応答で省力化 ・外国語対応 ・録音されたらメール・SMSで通知 |
料金 | 初期費用無料 基本料金 月額5,000円 +着信料 |
ここまで紹介したように、クラウド型通話録音システムには、導入コスト・スペースの削減など多くのメリットがあります。しかし、いいことばかりではありません。もちろん注意点もあります。
注意点を理解していないとせっかく導入しても快適に使えない恐れがあるため、特徴とあわせて気をつけるべきポイントを知ることも大切です。ここからは、クラウド型通話録音システムの注意点も紹介します。
クラウド型通話録音システムで注意すべきポイント2つ
クラウド型通話録音システムで注意すべきポイントは、以下の2つです。
選び方とあわせて、注意点も押さえておきましょう。
【ポイント1】セキュリティ対策をベンダーに依存してしまう
セキュリティ対策をベンダー(外部の専門会社)に依存してしまう状況は、多くの会社で見られます。
ベンダーに任せることで本来の業務に集中できますが、ベンダーの方針や技術の変更によって、自社のセキュリティ体制が影響を受けるリスクがあります。さらに、ベンダーに依存することで、自社のセキュリティに関する知識や技術が育たず、将来的に自分たちで問題に対処できなくなる恐れもあります。
そのためベンダーに依存しすぎないことが、将来的なリスクを避ける上で欠かせません。ベンダーと上手に協力しながらも、自社でもセキュリティに対する意識と能力を高めることが大切です。
【ポイント2】インターネット回線を限定される場合がある
クラウド型通話録音システムの種類によっては、インターネット回線を限定される場合があります。
インターネット回線が限定されたシステムを選んだ場合は、導入後に回線の乗り換えが必要になり、速度やサービスに不満があっても使い続けなくてはいけません。
インターネット回線を自由に選択できるシステムの方が、柔軟な通話録音環境やインターネット環境を構築できるでしょう。
まとめ:クラウド型通話録音システムは自社に合ったものを選ぼう
クラウド型通話録音システムはクラウド上のサーバーを利用することで、複数拠点の通話録音や、場所やデバイスを選ばない録音データの確認を可能にします。
導入コストやスペースも抑えられ、オンプレミス型よりも導入しやすいことも特徴です。
セキュリティやインターネット回線の限定などに注意しつつ、今回紹介したクラウド型通話録音システムを参考に、自社に合ったクラウド型通話録音システムを導入しましょう。
たとえば「カイクラ」の場合、通信の暗号化やIPアドレス制限などセキュリティ対策が万全なので情報漏えいのリスクを軽減できますし、インターネット回線の限定はありません。
また通話が自動で録音されるだけではなく、通話録音のデータを音声・テキストで確認できます。通話中にテキストを検索して過去のやり取りを確認することも可能です。電話対応の品質アップをお考えの方は、以下よりお気軽に詳細をご確認ください。
\電話対応の負担が減ったとの声多数!/
カイクラの通話録音機能をチェック
▲無料ダウンロード資料あり