「顧客満足度のアンケートってどんな項目が良いんだろう…」
と考えている方。
顧客満足度のアンケートには、代表的な項目があります。またアンケートの目的を把握したうえで作成することで、結果をもとにした自社商品やサービスの改善も可能です。
またアンケートにより顧客と定期的なコミュニケーションをとり、情報を一元管理して改善につなげると、顧客満足度があがることも。
顧客満足度のアンケート実施が、さらに顧客満足度を高めるヒントとなる可能性もあるのです。
そこで今回は、
- 顧客満足度アンケートに最適な項目・設問の例
- 顧客満足度アンケートの方法
- 顧客満足度アンケートのメリットは「顧客と定期的なコミュニケーションが生まれること」
- 顧客満足度アンケートを実施するポイント
- 顧客満足度アンケートを実施する流れ
について解説します。
今回の記事を参考にしながら、顧客満足度アンケートを作成していきましょう。
顧客満足度アップの具体的な施策については「顧客満足度はどうやって上げる?大手事例にみる施策や注意点、おすすめツールまで徹底解説」をご一読ください。
なお、電話応対の業務効率化や顧客満足度を高めたい場合は、システムの導入がおすすめです。なかでも「カイクラ」には、「顧客対応に役立つ機能」や「従業員の生産性を向上させる機能」を多数搭載しています。
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顧客満足度アンケートに最適な項目・設問の例
最初に、顧客満足度のアンケートに最適な項目として、
- 回答者の属性
- 商品・サービスを知ったきっかけ
- 商品を購入した理由
- 商品・サービスに対する満足度
- 前の設問で満足度を判定した理由
- リピートの意向
- 商品・サービスに対する意見
の7つを紹介します。
項目例1.回答者の属性
まず回答者の属性を知りましょう。
例えば、
- 性別
- 年齢
- 職業
- 住まい
などです。
項目例2.商品・サービスを知ったきっかけ
次に、サービスを知ったきっかけを聞きましょう。
認知のきっかけは、以下のようにさまざまな選択肢があります。
- テレビ
- ラジオ
- 雑誌
- チラシ
- 店頭
- SNS
- インターネット
- メールマガジン
- 家族・友人の紹介
- 企業の公式サイト
- その他
このように一般的な選択肢を用意し、選んでもらうのがおすすめです。
項目例3.商品を購入した理由
次に商品を購入、サービスを利用した理由を聞いてみましょう。
例えば、
- 価格が手ごろだから
- 広告やCMで興味を持ったから
- 流行っているから
- 知人におすすめされたから
- いつも購入しているから
- その他
などです。
食品の場合は「味が好き」という項目を入れるなど、自社商品によって変えてみてください。
項目例4.商品・サービスに対する満足度
ここからは、実際に使用した感想を調査しましょう。
例えば以下です。
- かなり満足
- まあまあ満足
- 普通
- 少し不満
- かなり不満
上記の項目は、ハッキリと断言するのが苦手な人でも答えやすいです。
項目例5.前の設問で満足度を判定した理由
次は、先ほどの項目で該当する各満足度を選んだ理由を調べましょう。
こちらの項目は、記述式にするのがおすすめ。人によって満足度が高い・低い理由はさまざまであり、記述式の方が幅広い意見を集めることができます。
顧客満足度に関わる項目でもあるため、用意しておきたい項目の1つです。
項目例6.リピートの意向
次また自社商品やサービスを利用したいか、確認しましょう。
項目は例えば、
- 利用したい
- きっかけがあれば利用したい
- どちらともいえない
- あまり利用したくない
- 利用しない
などです。
リピートの意向も、顧客満足度を知ることができる項目の1つ。「利用したい」「きっかけがあれば利用したい」と答えた人は、リピーターになる可能性が高いです。
項目例7.商品・サービスに対する意見
最後に、商品・サービスに対する意見を自由に書いてもらいましょう。ここも記述式がおすすめです。
ここまで顧客満足度を把握するアンケート項目を紹介しました。
これらのアンケートを実施するには、いくつかおすすめの方法があります。次で紹介しますね。
顧客満足度アンケートの方法
ここからは、顧客満足度を知るアンケートの方法として、
- インターネット調査
- 電話インタビュー
- 紙のアンケート
- 対面インタビュー
の4つを解説します。
方法1.インターネット調査
インターネット上で大多数の人にアンケートを実施する方法です。
特徴は「もっとも低コストで多くの意見を集められること」。
特に複雑な手続きなどは必要ありません。スムーズに準備を進めることができます。
方法2.電話インタビュー
電話インタビューは、通話を通してアンケート項目に回答してもらう方法です。対面に比べると、コストがそれほどかかりません。
特徴は「顔が見えないぶん、答えにくい意見も集められること」。厳しい意見や改善点などを把握しやすいです。
ただし長い説明や質問は避け、簡潔に答えられる項目を用意しましょう。その方が回答者は答えやすいです。
方法3.紙のアンケートの郵送
アンケートを郵送し、回答してもらう方法もあります。自分のペースで記入できるぶん、記述式などのアンケートは答えてもらいやすいです。
ただし、必ず回収できるとは限りません。また回収までに一定の時間も必要なため、時間に余裕のあるアンケートで活用しましょう。
方法4.対面インタビュー
対面インタビューは1対1、もしくはグループでアンケートに答えてもらう方法です。時間や場所の確保は必要ですが、複雑な質問も回収しやすいです。
またすぐに答えてもらえるため、回収に時間がかかりません。回収率が高く、顧客の意見をすぐに反映することが可能です。
顧客満足度アンケートのメリットは「顧客と定期的なコミュニケーションが生まれること」
アンケートには「顧客と定期的なコミュニケーションが生まれる」というメリットがあります。
アンケートは、1度実施して終わりではありません。何度かくり返すことで、顧客の自社商品やサービスに対する印象の変化を把握できます。
不満な点を洗い出し、改善することで、商品やサービスの印象は良いものに変わります。このような変化が、顧客満足度アップにつながるのです。
また定期的なコミュニケーションによって、自社商品やサービスを思い出してもらえることも。その結果、新規顧客がリピーターになることも少なくありません。
顧客満足度のアンケートは定期的に実施するのはもちろん、結果をもとに改善することで顧客満足度が高まります。
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顧客満足度アンケートを実施するポイント
次は、顧客満足度アンケートを実施するポイントとして、
- アンケートの目的を把握する
- 設問の種類を決める
- 設問の数を適切なものにする
- アフターフォローをする
- 定期的に実施して変化を追う
の5つを紹介します。
ポイント1.アンケートの目的を把握する
まずアンケートの目的を把握しましょう。目的によって、項目も変化するためです。
例えば、
- 商品開発のヒントを得る
- 既存サービスを改善したい
- リピーターを増やしたい
などです。
社内でしっかりと検討し、目的に沿った項目を洗い出してみてください。
ポイント2.仮説を立てる
アンケートを実施するときは、仮説を立てるようにしましょう。
例えば新商品に対する反応が少なく、理由を知りたいとします。その場合は「なぜ評価されていないのか」を知るために、「価格が高い」「品質が想像より悪い」など、理由を予想します。
その仮説をもとに「価格は適切だと思いますか?」「品質はどうでしたか?」などの項目を用意。
回答によって、予想が正しいのか実証でき、原因も把握できるはずです。
ポイント3.設問の数を適切なものにする
設問の数は多すぎず少なすぎず、適切なものにしましょう。あまりにも多すぎると顧客は回答しにくく、短くても必要な回答が得られないためです。
おすすめは15〜30問。悩んだときは、アンケートの目的に沿って項目を選別してみてください。
ポイント4.アフターフォローをする
アンケートを実施した後は、アフターフォローを忘れないようにしましょう。
例えば、
- 自社商品やサービスのメンテナンスの案内
- 交換時期のお知らせ
などです。
また不満な回答が多い場合、新たなシリーズなどを開発するのもおすすめ。アンケートをもとに改善したことで、「また購入してみようかな」と感じる人は多いです。
ポイント5.定期的に実施して変化を追う
アンケートは定期的に実施して、回答の変化を追いましょう。
先ほどもお伝えしたように、アンケートは1度で終わりではありません。何度も実施することで回答者の変化を把握でき、改善点なども反映しやすいためです。
顧客と定期的にコミュニケーションを取る機会も生まれやすいです。アンケートは長期的に実施しましょう。
顧客満足度アンケートを実施する流れ
最後に、顧客満足度アンケートを実施する流れとして、
- 質問を作成する
- 対象者・対象企業を選定する
- 調査方法・体制・スケジュールを決める
- アンケート項目を考える
- 実施・分析する
を解説します。
ステップ1.アンケートの目的をもとに質問を作成する
アンケートの目的をもとに、質問項目を作成しましょう。
先ほどもお伝えしたように、目的によって質問すべき項目が異なります。「何を知りたいのか」という目的をもとに、適切な回答を得られる質問を考えてみてください。
ステップ2.対象者・対象企業を選定する
次に、アンケートの対象者・対象企業を決めましょう。
対象者は、以下のようなポイントで決めることができます。
- 居住地
- 年齢
- 性別
- 商品やサービスの利用頻度
- 購入のきっかけ
最初に紹介した基本属性となる部分。加えて、商品やサービスの利用頻度も選別のヒントになります。
ステップ3.調査方法・体制・スケジュールを決める
次は、調査方法や体制、スケジュールを決めましょう。方法は先ほど紹介したものを参考にしてみてください。
スケジュールの目安は、1週間です。紙など回収に時間のかかるものは、さらに1〜2週間ほど時間を取りましょう。
ステップ4.アンケート項目を考える
次に、アンケート項目を考えましょう。先ほどの7つの項目とアンケートの目的をもとに、必要な質問を作成します。
ステップ5.実施・分析する
アンケートが完成したら、次は実施します。そして回答が集まったら、結果を分析しましょう。
先ほどもお伝えしたように、アンケート結果をもとに自社商品やサービスの改善点を洗い出すことが可能です。その結果をもとに改良すると、新たな商品やサービスを生み出せることもあります。
アンケートは実施するだけでなく、分析結果までしっかりと活用してみてください。
顧客満足度アンケートは目的を明確化したうえで項目を作成しよう
今回は、顧客満足度アンケートについてお伝えしました。
おさらいすると、顧客満足度アンケートには以下の7つの項目がおすすめです。
- 回答者の属性
- 商品・サービスを知ったきっかけ
- 商品を購入した理由
- 商品・サービスに対する満足度
- 前の設問で満足度を判定した理由
- リピートの意向
- 商品・サービスに対する意見
また顧客満足度アンケートは、以下のポイントに注意しながら進めると効果的です。
- アンケートの目的を把握する
- 設問の種類を決める
- 設問の数を適切なものにする
- アフターフォローをする
- 定期的に実施して変化を追う
上記をもとにアンケートを実施することで、アンケート結果をもとに顧客満足度を上げることも可能です。
今回の記事を参考にしながら、顧客満足度のアンケートを作成してみてください。
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