「外出先でも手軽に顧客情報を確認したい」
「スマホで使える自社に合った顧客管理アプリはないだろうか」
このような悩みを抱える営業担当者や経営者も多いのではないでしょうか。顧客管理アプリを選ぶ際、単に機能の多さや知名度だけで選んでしまうと、「現場で使いこなせない」「自社の課題が解決しない」などのミスマッチが起こりやすくなります。大切なのは、電話対応の効率化、接客記録の共有、営業活動の可視化など、自社の業務課題を根本から解決できるアプリを選ぶことです。
本記事では、顧客管理アプリ(CRM)で解決できる主な課題をはじめ、失敗しない選び方や業務別(電話・接客・営業)のおすすめアプリを比較・解説します。
カスタマーサクセス領域における業務改善のプロフェッショナル。株式会社シンカのマネージャーとして、3000社以上の「カイクラ」導入企業を支援するチームを統括。担当業務の多様化・複雑化に伴う「タスクの抜け漏れ」や「業務の属人化」といった、多くの企業が抱える課題に対し、ITツールを活用した業務プロセスの抜本的な再構築を主導。現場の課題解決から事業成長までを幅広く支援する、電話コミュニケーションDXのプロ。
電話業務での保留時間や外出先での対応に困るなどの課題は、通話録音や顧客情報の一元管理で改善できます。
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顧客管理アプリ(CRM)導入で解決できるよくある課題3つ

顧客管理アプリを活用すると、顧客情報や対応履歴を確認・共有しやすくなり、現場で起きている業務上の課題の改善につなげられます。
ここでは、とくに多くの企業が抱えている3つの課題を紹介します。
- 電話対応時に顧客情報がわからず、お待たせしてしまう
- 担当者しか顧客の状況を把握しておらず、属人化している
- 外出先から最新の顧客データにアクセスできない
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.電話対応時に顧客情報がわからず、お待たせしてしまう
顧客管理アプリを導入し、顧客情報を電話対応時に確認できるようにすると、相手の名前や過去の対応履歴を探す時間を減らせます。
受電時に誰からかかってきたのかわからない状態では、名前やこれまでの経緯を確認するために顧客をお待たせしてしまいます。また、担当者が不在のときに電話を受けると、どのような話が進んでいたのかわからず、言った・言わないのトラブルに発展するケースも少なくありません。
受電と同時に顧客情報が画面に表示される機能や、過去の通話内容を記録できる機能を持った顧客管理アプリを活用すれば、電話に出る前に相手の状況を把握できます。事前に情報を確認した上で対応をおこなうことができるため、担当者が不在でもそれまでの経緯を踏まえて対応しやすくなり、確認のための保留や同じ内容を顧客に聞き直す手間の削減にもつながります。
2.担当者しか顧客の状況を把握しておらず、属人化している
顧客情報や対応履歴をチームで共有できるようにすると、特定の担当者しか状況を把握していない状態を減らせます。顧客の情報が特定の担当者に依存している状態は、業務効率を下げる原因です。
たとえば、担当者が休みの日に顧客から問い合わせがあった場合、状況がわからず対応がストップしてしまうことがあります。他のスタッフが代わりに対応しようとしても、一から事情を聞き直さなければならず、顧客にストレスを与えかねません。
顧客管理アプリに日々の対応履歴を入力して共有する仕組みを作れば、誰でも過去の経緯を踏まえた対応できます。チーム全体で情報を可視化して共有することは、顧客満足度を落とさないために大切です。

3.外出先から最新の顧客データにアクセスできない
場所を問わず最新の情報を確認できるようになる点も、顧客管理アプリの魅力です。インターネット経由で利用するクラウド型のアプリを導入することで、外出先でも社内と同じようにデータへアクセスできるためです。
営業担当者などは外出が多く、移動中や出先で顧客から急な連絡を受けることがあります。手元にパソコンや資料がないと、一度会社に戻ったり社内のメンバーに確認を依頼したりする必要があり、対応が遅れてしまうことが課題です。
クラウド型の顧客管理アプリであれば、スマートフォンやタブレットからいつでも最新の顧客データを確認できます。外出先から情報を確認するためだけに帰社したり、社内メンバーへ問い合わせたりする手間を減らせるため、その場で次の対応を判断しやすくなります。
失敗しない!自社の目的に合った顧客管理アプリの選び方

顧客管理アプリは数多く提供されているため、どれを選べばいいか迷ってしまうことも少なくありません。機能の多さや知名度だけで選んでしまうと、自社に合わず失敗してしまう可能性があります。
ここでは、導入で失敗しないための4つの選び方を紹介します。
- 一番解決したい課題に強いか
- チーム全員が直感的に操作できるか
- 既存のシステムと連携できるか
- スマホアプリでどこまで操作できるか
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.一番解決したい課題に強いか
アプリを選ぶ際は、自社が一番解決したい課題に特化したものを選ぶことが重要です。アプリによって、得意な領域や主要機能が大きく異なるからです。
たとえば、業務効率化を目指すのであれば、現在の業務のどこに時間がかかっているのかを具体的に洗い出します。電話対応で顧客を待たせていることが課題であれば、受電時に顧客情報が自動表示されるアプリを選ぶべきです。一方で、営業先での活動記録をスムーズにしたいのであれば、営業支援に特化したアプリが適しています。
まずは社内の課題を洗い出し、その解決に適した強みを持つアプリを選択するようにしましょう。
2.チーム全員が直感的に操作できるか
現場のスタッフ全員が、迷わず直感的に操作できる使いやすさも欠かせないポイントです。どれほど多機能で優れたシステムであっても、現場で使われなければ意味がないためです。
デジタルツールに不慣れなスタッフが多い場合、入力項目が多すぎたり画面が複雑だったりすると、顧客情報の入力を敬遠してしまいます。無料トライアルなどを活用して実際の画面を操作してみるほか、導入後のサポート体制が充実しているかどうかも事前に確認しておくことが大切です。
誰もが簡単に入力や確認をおこなうことができるアプリを選ぶことで、スムーズな運用と社内への定着につながります。
3.既存のシステムと連携できるか
現在社内で利用している他のツールやシステムと連携できるかどうかも、事前に確認しておくべき基準です。既存システムと連携できれば、データ入力の二度手間を防ぎ、業務をより効率的におこなうことができるからです。
すでに導入しているSFA(営業支援システム)やMA(マーケティング自動化ツール)、電話システムなどとデータを同期できるかがチェックポイントになります。また、日常的に顧客とのコミュニケーションで使用しているメールやLINEなどと連携して、やり取りの履歴を一元管理できるかどうかも確認しておきたい部分です。
ツール間の連携をスムーズにおこなうことで、情報管理の負担を軽減できます。
4.スマホアプリでどこまで操作できるか
スマートフォン用のアプリ版で、具体的にどこまでの機能が使えるのかを必ず確認しましょう。パソコン版と同じ機能がスマホアプリでも使えるとは限らず、いざ外出先で使おうとしたときに必要な作業ができないケースがあるからです。
アプリでは顧客情報の閲覧しかできないツールもあれば、新規情報の登録や更新、商談記録の入力、リアルタイムのプッシュ通知まで可能なツールもあります。さらに、スタッフが使っているスマートフォンの機種にあわせて、iPhoneとAndroidの両方に対応しているかどうかもあわせてチェックする必要があります。
外出先でも社内と同じように業務を進めるためには、スマホアプリの機能範囲と対応OSの事前確認が欠かせません。
電話業務に強い顧客管理アプリ(CRM)3つ

電話対応の効率化を目的とする場合は、受電時の顧客情報表示や通話録音など、電話業務に対応した機能を確認しましょう。
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|---|---|---|---|
| 受電時の顧客情報表示 | |||
| スマホでの顧客情報・対応履歴の確認 | |||
| 対応履歴の共有 | |||
| 外部CRM連携 | |||
| 通話録音 |
ここでは、受電時の顧客情報表示や通話録音などに対応した顧客管理アプリを3つ紹介します。
1. カイクラ

カイクラ・スマホアプリは、外出先からオフィスへの着信情報や顧客情報を確認できるアプリです。オフィスにかかってきた電話の情報を、手元のスマートフォンでリアルタイムに確認できるためです。
たとえば、外出中や帰宅後にオフィスへ電話があった場合、誰からの受電かスマートフォンに通知が届きます。さらに、スマートフォンの電話帳に登録されていない番号であっても、クラウド上の顧客データと照合して企業名や担当者名を自動で画面に表示します。
また、録音データへのアクセス権も細かく設定できるため、万が一スマートフォンを紛失しても情報漏えいのリスクを抑えることが可能です。名刺をスマートフォンのカメラで読み取って顧客情報を登録できる機能も備わっており、外出先でのデータ入力もスムーズにおこなうことができます。
安全な環境で顧客情報を管理しながら、電話対応の漏れをなくしたい企業におすすめのアプリです。
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2. InfiniTalk

出典:InfiniTalk
InfiniTalk(インフィニトーク)は、スマートフォンプランを利用してオフィス外から電話業務を進められるシステムです。スマートフォンプランを利用することで、場所を問わずに電話業務を継続できる仕組みが整っています。
スマートフォンから顧客に電話をかける際は、携帯電話の番号ではなく050から始まる番号で架電できます。テレワークなど、オフィス以外の場所から電話対応を行いたい企業におすすめです。
3. Blue Bean

出典:BlueBean
Blue Bean(ブルービーン)は、専用アプリを使ってスマートフォンを会社の内線端末として利用できるシステムです。個人のスマートフォンを業務用の電話端末として利用できます。
会社番号からの発信や、既存の顧客管理システムと連携した発着信時の顧客情報確認に対応しています。
接客業に強い顧客管理アプリ(CRM)3つ

美容室やネイルサロン、飲食店などの接客業においては、顧客に合わせた細やかな対応がリピーター獲得に欠かせません。接客の現場では、顧客情報だけではなく、来店履歴や予約状況、会計データまでをスムーズに一元管理できるアプリの導入が効果的です。
ここでは、接客業で利用できる顧客管理アプリを3つ紹介します。
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|---|---|---|---|
| 顧客情報・カルテ管理 | |||
| 予約管理 | |||
| POS・会計連携 |
それぞれのアプリが持つ主な機能や連携機能を詳しくみていきましょう。
1. Gripnote

出典:Gripnote
Gripnote(グリップノート)は、エステサロンや個人の接客業など、顧にあわせた個別サービスが求められる現場に最適なアプリです。顧客情報の整理に加え、売上データの分析にも対応しています。
顧客情報の管理、販促、売上分析をひとつのアプリで完結させられます。
2. KaruteKun

出典:KaruteKun
karuteKun(カルテくん)は、紙のカルテをなくし、店舗全体で顧客情報をスムーズに共有したい美容室やマッサージ店に向けたアプリです。
顧客情報の記録はもちろん、予約の詳細や売上までをスマートフォンひとつでトータル管理できる機能が揃っています。顧客情報や売上、予約などの管理の電子化を進めたいケースでは、選択肢となります。
3. ユビレジ

出典:ユビレジ
ユビレジは、日々の会計業務をスムーズにしながら、販売データの分析にも力を入れたい飲食店や小売店におすすめのアプリです。
POSレジを起点に、会計だけでなく売上や顧客データも管理・分析したい飲食店や小売店に向いています。
営業支援に強い顧客管理アプリ(CRM)3つ

外回りの営業や訪問業務をおこなう場合、商談の記録やスケジュールの管理をいかに効率化するかが成果に直結します。
ここでは、営業活動の記録や訪問・位置情報の管理などに対応した顧客管理アプリを3つ紹介します。
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|---|---|---|---|
| 営業活動の記録 | |||
| 訪問・位置情報管理 | |||
| 分析・レポート |
それぞれのアプリの機能や用途を詳しくみていきましょう。
1. cyzen

出典:cyzen
cyzen(サイゼン)は、外回り営業や技術メンテナンスなど、訪問業務を効率化したい企業向けのアプリです。スマートフォンのGPS機能と連動し、訪問先の位置情報と顧客データを紐づけて管理できるためです。
GPSと顧客情報を紐づけて訪問先を管理し、訪問後の報告までスマートフォンで行いたい外回り営業やメンテナンス担当者に向いています。
2. Salesforce Sales Cloud

出典:Salesforce
Salesforce Sales Cloudは、顧客管理とデータ分析を組み合わせて活用したい企業に向いているアプリです。
スマートフォンアプリから商談の経過や営業成果の報告をおこなうと、システムが顧客の分類や見込み度を自動で可視化します。
顧客・商談データを一元管理し、蓄積したデータの分析やAIを営業活動に活用したい企業に向いています。
3. UPWARD

出典:UPWARD
UPWARD(アップワード)は、地図を活用したアプリです。顧客情報が地図上に表示され、現在地周辺の状況や最適な訪問ルートを把握できます。
訪問後に、アプリからワンタップで業務報告できるため、地図上で顧客や訪問先を確認し、外出先から活動記録を入力・共有したい訪問営業チームに向いています。
無料で使える顧客管理アプリ

顧客管理アプリを検討する際、まずはコストをかけずに試してみたいと考える方も多いのではないでしょうか。そういった際に便利なのが、無料で使えるアプリですが、利用前に有料版との違いを押さえておきたいところです。
無料版と有料版の大きな違いは、登録できるデータの容量や利用できる人数、そしてサポート体制にあります。無料版のアプリはコストゼロで手軽に導入できる反面、登録できる顧客数に上限があったり、ほかのシステムとの連携機能が制限されていたりすることがほとんどです。
一方で有料版であれば、複数人でのスムーズなデータ共有や高度な分析、万が一の際の手厚いサポートなど、組織全体で業務を効率化するための機能が備わっています。
そのため、個人事業主の方や小規模なサロン経営者で扱うデータ量が多くない場合であれば、無料版でも十分なケースがあります。一方で、データ量が多い現場や大人数で使いたい場合、有料版の利用が必要になることがほとんどです。
無料で手軽に顧客管理を始めたい場合は、以下の記事で詳しく比較していますので、ぜひ参考にしてください。

外出先でも着信履歴の確認ができるようになった事例

実際にアプリを導入することで、現場の課題はどのように解決されるのでしょうか。
ここでは、顧客管理と電話業務を連携できる「カイクラ」のスマホアプリを活用し、顧客対応のスピードを向上させたネッツトヨタゾナ神戸株式会社様の事例を紹介します。
同社では、営業スタッフが外出先からでもスマートフォンアプリを使って着信履歴を確認できるようになり、顧客への迅速な折り返し対応を実現しています。
営業スタッフは外出していることが多く、これまでは店舗へかかってきた顧客からの電話にすぐ対応できないことが課題でした。しかし、アプリの導入によって外出先からでも自分宛ての受電状況をリアルタイムで把握できるようになったため、すぐに顧客へ電話をかけ直す対応をおこなうことが可能になりました。
このスムーズな情報連携により、対応の遅れによる機会損失を防げています。レスポンスの速さが顧客に安心感を与え、顧客からのさらなる信頼獲得にもつながっている成功事例です。
まとめ:顧客管理アプリは「課題解決力」で選ぼう

本記事では、顧客管理アプリの導入で解決できる課題や失敗しない選び方、業務の目的に合ったおすすめのツールを紹介しました。
顧客管理アプリは非常に多くの種類が存在しますが、単に多機能であることや知名度だけで選んでしまうと、現場のスタッフに使われずに終わってしまう可能性があります。最も大切なのは、自社が現在抱えている業務上の課題を洗い出し、それを根本から解決できるアプリを選ぶことです。
とくに、電話対応の際に顧客をお待たせしてしまう課題や、外出先から最新の顧客データを確認できないなどの悩みを抱えている場合は、受電と同時に情報を表示できるツールや、スマートフォンで素早く対応履歴を共有できるツールの導入が効果的です。
自社の課題解決に直結するアプリを選び、日々の業務効率化と顧客満足度の向上につなげていきましょう。
電話対応の負担を減らし、外出先でもスムーズな顧客管理をおこないたい方は、ぜひ以下からカイクラの詳細をご確認ください。
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