「メルマガの開封率を上げるにはどうしたらいいんだろう…」
と感じている方。
せっかく手間をかけて作ったメールを送信しても、読まれていないのであれば意味がありません。
そこで確認したいのがメルマガの開封率。これは購読者に情報が届いているのかチェックできる指標です。
メルマガの開封率をあげて自社の商品やキャンペーンの情報を宣伝すれば、売上アップにつながります。
とはいえ、メルマガの開封率を上げる具体的な方法はわかりにくいですよね。
そこで今回は、
- メルマガは開封率が重要!測定方法や平均の数値を解説
- メルマガが開封されない理由3選
- メルマガの開封率をアップさせるためにチェックしたいポイント5選
を紹介します。
今回の記事を参考にして、メルマガの開封率アップをはかりましょう。
メルマガは開封率が重要!測定方法や平均の数値を解説
最初にメルマガの開封率について
- メルマガ開封率の計算方法
- メルマガの平均開封率は20%前後
の順に解説します。
メルマガ開封率の計算方法
メルマガ開封率の計算方法は下記の計算式で算出できます。
購読者が開封したメルマガの数/購読者に届いたメルマガの数×100
メルマガが開封されたかは、メルマガに付属させた画像の読み込み数を測定します。
例えば、HTMLメールには画像データを入れることができ、画像が読み込まれた数が開封された数と同じ数値になります。
仮にメールが開かれずに削除された場合はカウントされません。ただし、この方法は送信するメルマガがHTMLであることが必須です。
メルマガの平均開封率は20%前後
メルマガの平均開封率は20%前後です。メルマガ開封率は環境によって変動します。
株式会社ラクスが2018年に実施した、各業種ごとのメルマガ開封率のアンケート結果は下記の通りです。
【各業種ごとのメルマガ開封率】
業種 | 開封率 |
---|---|
農業・食品サービス | 23.12% |
芸術・アーティスト | 26.03% |
スポーツ | 23.77% |
医療・ヘルスケア | 21.09% |
旅行・交通 | 20.03% |
美容 | 17.01% |
教育 | 21.80% |
保険 | 20.99% |
コンサルティング | 18.96% |
デイリーディスカウント・電子クーポン | 14.92% |
業界によっては25%近い開封率を達成しており、約4分の1の購読者がメールを読んでいます。
基準として開封率が20%を超えれば、効果的なメルマガを配信できてると考えて良いでしょう。
出典:配配メール「業界別メルマガの開封率とクリック率の目安って?効果測定の正しい方法とは」
https://www.hai2mail.jp/column/2018/opening-rate-and-clickthrough-rate-of-email-magazine-by-industry-in-2015-to-2017.php
メルマガが開封されない理由3選
ここからはメルマガが開封されない理由として
- メルマガのタイトルが魅力的ではない
- メルマガの内容に価値を感じない
- 迷惑フォルダに入っている
の3つを解説します。
理由1:メルマガのタイトルが魅力的ではない
1つ目はメルマガのタイトルが魅力的ではないケースです。メルマガの開封率はタイトル(件名)によって、大きく変化します。
タイトルが魅力的ではない場合、そもそもメルマガを開く気にならず、削除されてしまう可能性があります。
購読者が読みたいと思うかをよく考えて、魅力的なタイトルをつけましょう。
理由2:メルマガの内容に価値を感じない
2つ目はメルマガの内容に購読者が価値を感じないパターンです。タイトルの重要性を上記で解説しましたが、内容でも同じことが言えます。
内容を読んで有益性を感じた場合は、メルマガの開封率が下がりにくいです。
例えば、メルマガでしか紹介していない情報を配信すると、購読者は有益性を感じます。
逆に、インターネットで調べれば分かる情報やターゲットが興味のない情報を配信すると、メルマガの開封率は上がりません。
メルマガ購読者がどのような情報を求めているのかを考えて、価値のあるメールを配信しましょう。
理由3:迷惑フォルダに入っている
配信したメルマガが迷惑フォルダに入る可能性もあります。迷惑メールとして分類される原因はさまざまありますが、配信側でも対応できることも少なくありません。
例えば、メルマガのタイトルに不審なワードがあったり、無効なメールアドレスに送り続けたりすると、迷惑メールと判断されることが多いです。
また、メルマガのタイトルが大げさで煽るような内容になっていると、購読者がメールの設定で迷惑フォルダに送る可能性があります。
迷惑メールと認識されないようにメルマガのタイトルや無効なメールアドレスをチェックしましょう。
メルマガの開封率をアップさせるためにチェックしたいポイント5選
最後にメルマガの開封率をアップさせるためのチェックしたいポイントとして
- タイトル
- 曜日
- 時間帯
- 定期的な顧客リストの整理
- 配信ルール
を紹介します。
ポイント1:タイトル
上記でも解説した通り、タイトルはメルマガの開封率アップに重要な要素です。タイトルが魅力的でなければ購読者はメルマガを開封せずに削除してしまいます。
魅力的なタイトルをつけるために考えたいポイントは下記の通りです。
【効果的なタイトルをつけるために考えたいポイント】
- 感嘆詞をつけて、目立たせる
- 緊急性のあるワードを使って、インパクトを与える
- 文字数を意識する
- メールの内容が有益であることを教える
- 重要なキーワードや内容は先頭に持ってくる
例えば、「【1週間限定!】感謝の気持ちを込めてプレゼントキャンペーン開催」などのタイトルだと、購読者に伝えたいメッセージがわかり、開封率が高まります。
一方で、過剰な煽りを入れたタイトルは購読者からの印象がよくありません。購読者が不快な思いをしない程度のタイトルをつける配慮も重要です。
購読者のニーズを考えて、「読みたい」と思えるような効果的なタイトルをつけましょう。
ポイント2:曜日
メルマガを配信する曜日を決めることも非常に重要です。
GetResponse社が2020年に実施したアンケートによると、
- メールを開封する割合がもっとも高い:火曜日
- メール内におけるクリック率がもっとも高い:水曜日
という調査結果が出ています。
この調査結果から開封率アップを狙うのであれば、火曜日にメルマガを配信するのがおすすめです。
ただし、顧客リストによって開封率は変動する可能性があるので、いちどテストしてみることも検討してみてください。
出典:GetResponse「The Best Time To Send Email by Location – 2020 Study」
https://www.getresponse.com/blog/best-time-to-send-email-infographic
ポイント3:時間帯
メルマガを配信する時間は非常に重要な要素です。メルマガを送るターゲットによって、メールを確認する時間帯は異なります。
例えば、ビジネスマンをターゲットとしたメルマガの場合、お昼休憩の12時前後や退勤時間の18時前後が効果的です。
一方で主婦をターゲットとする場合は、家事などが落ち着く時間帯である15時前後に配信するとメルマガ開封率が高まります。
自社のターゲットに合わせて、メルマガを配信する時間帯を定めていきましょう。
ポイント4:定期的な顧客リストの整理
メルマガの開封率を上げるために、定期的な顧客リストの整理が重要です。メルマガを配信する際、登録してくれたリスト全てに送り続けてる人が多いです。
しかし、長期間メルマガを開封していない相手に送る必要はありません。
無効なアドレスにメルマガを配信し続けると、プロバイダによって自社のアドレスが迷惑メールを送るアドレスだと判断されてしまいます。
アクティブな人に届けて効果的なメルマガ配信を行うためにも、メルマガのリストは定期的にチェックしましょう。
ポイント5:配信ルール
メルマガを配信する時間帯や曜日を考慮して、ルールを作りましょう。
メルマガは定期的に配信するものであり、届く時間帯がバラバラだったり配信頻度が低かったりすると開封率が上がりません。
ターゲットのライフスタイルに合わせてメルマガを設定してあげると、購読のルーティンができます。
例えば、毎週水曜日の夜8時に届くメルマガを作ると、購読者がその時間帯にメールをチェックする習慣が作れます。
特に情報を発信するメルマガの場合は、定期配信は必須です。
メルマガのファンを作るためにも、配信ルールを定めて継続的にメルマガを届けましょう。
また、配信ルールを定めた上で期待していた効果が得られない場合は、再度ルールを設定し直す必要もあります。
定期的に開封率を含んだデータ計測をして、メルマガの効果をはかりましょう。
メルマガの開封率アップをはかって、顧客への売上アップを狙おう
今回はメルマガの開封率を上げるための対策について解説しました。
おさらいすると、メルマガの開封率は購読者が開封したメルマガの数/購読者に届いたメルマガの数×100の数式で確認できます。
また、メルマガの平均開封率は各業種によって変動はあるものの約20%です。
まず、メルマガが開封されない理由として
- メルマガのタイトルが魅力的ではない
- メルマガの内容に価値を感じない
- 迷惑フォルダに入っている
の3つを解説しました。
続いて、メルマガの開封率をアップさせるためにチェックしたいポイントとして
- タイトル
- 曜日
- 時間帯
- 定期的な顧客リストの整理
- 配信ルール
を紹介しました。
メルマガを使って商品やキャンペーンを紹介できれば、売上アップにつながります。
今回の記事を参考にしながら、メルマガ開封率アップを目指して、メルマガ配信の設定を見直しましょう!
また、メルマガはあくまで商品やキャンペーンの情報をお客さまに届ける方法の1つです。
キャンペーンや商品の情報を届けるさまざまな方法を詳しく知りたい方は、「SNS?メルマガ?SMS?キャンペーンや商品情報を顧客に届ける有効手は?それぞれの手法をご紹介」をご一読ください。