自社の電話業務が負担となり、電話対応サービスの導入を検討する企業は少なくありません。なかでも「IVRy」は、問い合わせ対応をAIで自動化したい企業にとって有力な選択肢です。
一方で、電話対応における課題は企業によってさまざまです。解決したい課題によっては、IVRy以外のサービスも比較して選ぶ必要があります。たとえば、AIや自動音声では対応しにくい用件が多い場合や、自社スタッフの対応履歴・品質まで管理したい場合です。
そこで、今回はIVRyと他サービスを比較し、自社にあった方法を選ぶポイントを紹介します。
カスタマーサクセス領域における業務改善のプロフェッショナル。株式会社シンカのマネージャーとして、3000社以上の「カイクラ」導入企業を支援するチームを統括。担当業務の多様化・複雑化に伴う「タスクの抜け漏れ」や「業務の属人化」といった、多くの企業が抱える課題に対し、ITツールを活用した業務プロセスの抜本的な再構築を主導。現場の課題解決から事業成長までを幅広く支援する、電話コミュニケーションDXのプロ。
人による電話対応を効率化しながら対応品質の向上も目指す場合、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」も候補になります。電話業務の効率化や、実際の導入事例を知りたい方は、以下よりご確認ください。
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IVRy(アイブリー)と他サービスの比較表

電話対応サービスは、種類によって解決できる課題が異なります。まずは、IVRyを含む4サービスの違いを比較表で確認しましょう。
| サービス名 | 種別(※誰が対応するか) | 主にできること | 対応方法・通知 |
|---|---|---|---|
| IVRy | AI電話・IVR
※AI・自動音声 |
電話の一次受付、FAQへの回答、用件の聞き取り、録音・文字起こし・要約、予約受付・SMS(ショートメッセージサービス)送信
※予約システム連携・SMS送信は、契約プランや利用条件を要確認 |
必要な電話を自社担当者へ転送可能
※利用プランに条件あり |
| カイクラ | CTI・顧客対応管理
※自社スタッフ |
顧客情報の表示、対応履歴の共有、通話録音、AI文字起こし・要約、対応品質の分析 | 顧客情報を確認しながら自社スタッフが対応 |
| fondesk | 人による電話代行
※オペレーター |
代表電話の一次受付、発信者情報・用件の聞き取り、担当者への通知 | 電話の取次ぎはおこなわず、用件を通知 |
| MOT/TEL | クラウドPBX
※自社スタッフ |
スマートフォン・PCの内線化、会社番号での発着信、内線通話、保留・転送 | 内線・保留・転送機能を使って自社内で対応 |
気になるサービスがある方は、サービス名をクリックして詳細をご確認ください。
続いてIVRyの特徴とメリットをみていきます。
IVRyの特徴・メリット4つ

IVRyは、株式会社IVRyが提供するAI電話サービスです。AIが人の発話内容を認識して応答する「AI音声対話」と、番号入力で用件を振り分ける「IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)」が利用でき、電話の一次受付や問い合わせ対応を自動化します。
IVRyの特徴・メリットは大きく4つあります。
- AIとIVRで電話の一次対応を自動化できる
- コストを抑えて始められる
- 通話内容を自動で文字起こし・要約できる
- SMS送信や外部サービスとの連携ができる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.AIとIVRで電話の一次対応を自動化できる
IVRyは、店舗・施設の営業時間やアクセスなど、定型的な問い合わせ対応をAIやIVRで自動化できます。AIが相手の発話を認識して回答するほか、用件を録音して折り返し対応にしたり、必要な電話だけ担当者へ転送したりすることも可能です(スタンダードプラン以上)。
音声による対応以外にも、飲食店向けの予約管理ツール「レストランボード」や「TableCheck」と連携し、空席確認から予約受付・変更・キャンセル対応までを担います(利用条件は要確認)。URLなどをSMSで案内することも可能です。
定型的な問い合わせや一次対応をAIに任せ、複雑な相談やクレームは担当者へ転送するなどの使い分けもできます。AIやIVRの場合、営業時間外の着信にも対応しやすいので、電話の取りこぼしを減らし、機会損失の抑制にもつながります。
2.コストを抑えて始められる
IVRyにはフリープランがあるため、本格的に導入する前にAIによる電話対応や操作性を試しやすいのが魅力です。
プラン詳細をみてみましょう。
| プラン | 月額料金(税抜)の目安 | おすすめの企業例 |
|---|---|---|
| フリー | 30着電まで0円 | 電話対応を試したい企業 |
| スターター | 3,980円~ | 一次受付を自動化したい企業 |
| スタンダード | 6,480円~ | AIと人で電話対応を分担したい企業 |
| アドバンス | 10,480円~ | 複数店舗・複数部門で管理したい企業 |
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3.通話内容を自動で文字起こし・要約できる
IVRyでは、通話内容を録音するだけではなく、AIによる文字起こし・要約も可能です。通話内容をテキストで確認できるため、担当者が通話中に細かくメモを取ったり、別の担当者へ口頭で内容を伝えたりする負担を減らせます。
受け付けた通話は文字起こしや要約から用件を把握できるため、担当者への引き継ぎや折り返し対応、過去の問い合わせ内容の確認を効率化しやすくなります。
また、通話内容を履歴として残しておけば、「誰から、どのような問い合わせがあったのか」を後から確認できます。聞き漏らしや伝達ミスの防止だけではなく、対応内容の振り返りにも活用できる点がメリットです。
4.SMS送信や外部サービスとの連携ができる
IVRyは、電話対応だけで完結するのではなく、SMSや外部サービスと組み合わせることも可能です。電話番号宛にSMSを送り、予約ページや問い合わせフォーム、店舗の地図、商品・サービスの案内ページなどへ誘導できます(スタンダードプラン以上)。
電話口でURLや住所を読み上げることなく、顧客も受信したSMSから必要な情報へアクセスできるため、双方の負担軽減につながります。アンケートページやLINE公式アカウントへの案内にも活用可能です。
また、メールやチャットツールと連携し、着信や問い合わせ内容を関係者へ通知することもできます。さらに、対応する予約システムとの連携によって予約業務の自動化も可能です。
ただし、利用できる外部サービスや機能は契約プランによって異なるため、導入前に確認しましょう。
IVRyを導入しても残る「人の電話対応」

IVRyを活用すれば、定型的な問い合わせや一次受付を自動化できます。一方でクレーム対応や交渉など、人による判断や配慮が求められる電話は、すべてAIに任せられるとは限りません。
こうした電話への対応方法には、外部のオペレーターが対応する電話代行を利用する方法と、自社スタッフによる対応を続けながら業務を効率化する方法があります。
電話代行を利用すれば、外部の有人オペレーターに自然な一次受付を任せられます。一方、自社スタッフが電話に出る場合は、CTI(Computer Telephony Integration:電話とコンピューターシステムを連携する仕組み)を活用して顧客情報や対応履歴を共有する方法があります。
CTI製品によっては、着信時に顧客情報をパソコン画面へ表示し、必要な情報を確認しながら対応できます。なかでも「カイクラ」は、電話の発着信履歴や録音、通話内容に加え、顧客情報を紐づけて管理できます。
社内で顧客情報や過去の対応履歴を共有しやすくなるため、担当者間の認識違いや引き継ぎ漏れを抑えながら、対応品質の向上を目指せます。カイクラの機能や、顧客情報・対応履歴を活用した電話業務を知りたい方は、以下よりご確認ください。
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IVRyと他社サービスを比較するポイント3つ

電話関連サービスには、さまざまな種類があり、それぞれ得意とする業務が異なります。そこで、IVRyと他社サービスを比較するポイントを紹介します。
- 電話対応のどの部分を効率化できるか
- 初期費用や月額料金などの総コストはいくらか
- 既存の電話番号や外部サービスと連携できるか
機能数や月額料金だけで比較すると、自社の課題にあわないサービスを選んでしまう可能性があります。ぜひ参考にしてください。
1.電話対応のどの部分を効率化できるか
まず確認したいのが、電話業務のどの部分を効率化できるかです。電話関連サービスによって、自動応答やFAQへの回答、予約受付、電話転送、録音・文字起こし、顧客情報の表示、対応履歴の共有など、対応できる範囲は異なります。
たとえば、IVRyは、AIやIVRを活用した電話の一次受付の自動化を得意としています。電話代行サービスは、外部の有人オペレーターに一次受付を任せるサービスです。
CTIは、電話とコンピューターシステムを連携し、自社スタッフによる電話対応を支援します。製品によっては、着信時の顧客情報表示や対応履歴の共有なども可能です。
一方、クラウドPBXは、スマートフォンを会社の内線端末として利用するなど、電話環境そのものをクラウド化します。現在の電話業務で負担となっている部分を整理し、必要な機能を備えているか確認しましょう。
2.初期費用や月額料金などの総コストはいくらか
電話対応サービスの料金を比較するときは、月額基本料金だけではなく、導入から運用までにかかる総コストを確認することが重要です。
サービスによっては、初期費用や電話番号維持費、通話料金、電話転送料金、着信件数に応じた従量料金などが発生します。また、利用者数や内線数、拠点数によって料金が加算されたり、一部の機能が有料オプションになったりする場合もあります。
月額料金が安く見えても、着信数や通話時間が多ければ想定以上の費用がかかることがあります。自社の月間着信数や平均通話時間、利用人数、拠点数を整理したうえで、見積もりを依頼しましょう。将来的な利用規模の拡大も考慮して比較することが大切です。
3.既存の電話番号や外部サービスと連携できるか
すでに会社の代表番号などを利用している場合は、現在の電話番号をそのまま使えるか確認しましょう。番号の変更が必要になると、顧客や取引先への周知に加え、Webサイトや名刺、各種資料などに記載された電話番号の変更作業も発生します。
また、固定電話やビジネスフォン、PBX、スマートフォン、PCなど、現在の電話環境に対応しているかも重要です。複数拠点で利用する場合は、拠点間での情報共有や管理方法も確認しておきましょう。
さらに、CRMやSFA、予約システム、Slackなどのチャットツール、メール、LINEなどの外部サービスとの連携可否も比較ポイントです。実際の操作性や管理画面、電話対応の流れを確認しておきましょう。
IVRyとあわせて比較したい電話対応サービス3選

電話対応を効率化するサービスには、IVRy以外にもCTIや電話代行、クラウドPBXなどがあります。
ここでは、IVRyとあわせて検討したいサービスを紹介します。
- カイクラ:顧客情報や対応履歴を一元管理したい企業向け
- fondesk:定型的な電話対応を人に任せたい企業向け
- MOT/TEL:会社の電話環境をクラウド化したい企業向け
3サービスはそれぞれ得意とする領域が異なります。自社が解決したい課題と照らし合わせながら確認してみましょう。
1.カイクラ:顧客情報や対応履歴を一元管理したい企業向け

| システム名 | カイクラ |
|---|---|
| 特徴 |
|
| 料金 |
|
カイクラは、電話をはじめ、SMSやメール、LINE、対面などで発生する顧客とのコミュニケーションを一元的に管理できるサービスです。
入電時に顧客情報や過去の対応履歴を表示できるほか、固定電話・社用スマートフォンの通話録音、AIによる文字起こし・要約、AIによる対応品質の判定にも対応しています。複数拠点で同じ顧客情報を共有することも可能です。
IVRyがAIやIVRによって電話の一次対応そのものを自動化するのに対し、カイクラは人による顧客対応を記録・共有し、対応品質を高めることをサポートします。
そのため、電話に出る業務そのものを減らすより、顧客情報を確認しながら丁寧に対応したい企業や、録音データを教育・クレーム対策・営業改善に活用したい企業に向いています。
電話対応の属人化や対応漏れを改善したい場合にもおすすめです。人による対応を効率化して品質を向上させたい方は、以下より詳細をご確認ください。
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2.fondesk:定型的な電話対応を人に任せたい企業向け

出典:fondesk
fondeskは、企業にかかってきた電話を外部の有人オペレーターが受け付ける電話代行サービスです。オペレーターが発信者の名前・会社名、簡単な用件、折り返しの希望、電話番号を聞き取り、担当者へ通知します。
通知先にはSlack、Chatwork、Microsoft Teams、LINE、メールなどを設定できます。現在利用している電話番号からfondeskへ転送して使うことも可能です。
IVRyがAIやIVRで一次対応を自動化するのに対し、fondeskでは人が電話を受ける点が大きな違いです。AI音声ではなく、人による自然な一次受付を重視したい企業や、電話番を外部に任せて従業員を本来の業務に集中させたい企業に向いています。
3.MOT/TEL:会社の電話環境をクラウド化したい企業向け

出典:MOT/TEL
MOT/TELは、スマートフォンやPCを会社の電話・内線として利用できるクラウドPBXです。専用アプリを利用することで、外出先やテレワーク中でも会社番号で発着信できるほか、内線通話や電話の保留・転送にも対応しています。
外回り中でも会社への入電に対応できるため、帰社後に折り返しが必要になるケースを減らせます。このことからも、固定電話を中心とした従来のビジネスフォン環境を見直したい企業におすすめです。
通話録音は有料オプションとして提供されています。ネットFAXは利用する構成によって料金・利用条件が異なるため、必要な機能を整理したうえで確認しましょう。
まとめ:IVRyと他サービスを比較し、自社にあったものを選ぼう

IVRyは、AIやIVRを活用して電話の一次受付を自動化し、従業員の電話対応の負担を軽減できるサービスです。
ただし、電話対応サービスはそれぞれ役割が異なるため、自社の課題にあわせて選びましょう。自社スタッフによる電話対応を継続しながら、顧客情報や対応履歴を共有し、対応品質を高めたい場合には「カイクラ」も検討してみてください。
カイクラでは、顧客情報の表示や通話録音、AIによる文字起こし・要約、対応履歴の共有などが可能です。電話対応の属人化や情報共有に課題を感じている場合は、ぜひ以下から詳しい機能をご確認ください。
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