自社にサーバーを設置するオンプレミス型CTIシステムは、高いセキュリティと自由なカスタマイズ性が魅力である一方で、導入コストや運用負荷の高さなどのデメリットもあります。そのため、クラウド型とどちらを選ぶべきか悩む企業も多いのではないでしょうか。
CTIシステムに限らず、現在のビジネスシステムはクラウド型が主流です。しかし、オンプレミス型の必要性がなくなったわけではありません。情報セキュリティを重視する企業や、既存の基幹システムとの複雑な連携が必要な企業にとっては、オンプレミス型が最適な選択肢となるケースもあります。
本記事では、「オンプレミス型CTIシステム」に焦点を当て、その特徴やクラウド型との具体的な違い、オンプレミス型を選ぶメリット・デメリットを詳しく解説します。
オンプレミス型CTIシステムの導入を検討されている方はもちろん、「自社にはクラウドとオンプレミスのどちらが合っているのか?」と判断に迷われている方も、ぜひご一読ください。
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CTIシステムのオンプレミス型とは?

まずは、CTIシステムとオンプレミスの基本的な定義を以下の4つの項目に分けて確認しましょう。
- CTIシステムとは?
- オンプレミス型CTIシステムの特徴とクラウド型との違い
- オンプレミス型CTIシステムのメリット
- オンプレミス型CTIシステムのデメリット
それぞれ詳しくみていきましょう。
CTIシステムとは?

CTI(Computer Telephony Integration)とは「コンピューターと電話の統合」を意味し、両者を連携させて電話業務を効率化するシステムのことです。
具体的には、電話がかかってきたときに顧客情報や過去の応対履歴をパソコンの画面に自動で表示させたり、パソコンからワンクリックで架電したりなどの機能が備わっています。
この「電話とコンピューターをつなぐシステム」を、自社のどこに構築・運用するかによって、「オンプレミス型」と「クラウド型」に分けられます。
CTIの機能やメリットを以下の記事でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

オンプレミス型CTIシステムの特徴とクラウド型との違い

CTIシステムを「自社のサーバーやネットワーク機器内に構築・運用する」方法がオンプレミス型です。
オンプレミスとは、「自社の施設内」の意味を持ちます。企業が自社内にサーバーや必要な機器を設置し、自分たちでシステムを構築し、運用していく形態を指します。
一方、クラウド型は、ベンダー(提供事業者)がインターネット上に用意したシステムを、インターネット経由で利用する形態です。
オンプレミス型CTIシステムは、自社環境で構築するため、既存のCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)など他システムと連携しやすい点が特徴です。また、自社の業務内容や必要な機能にあわせて、柔軟なカスタマイズが可能になります。
次の章では、オンプレミス型CTIシステムが持つ具体的なメリットを、詳しく解説します。
オンプレミス型CTIシステムのメリット
先に述べた特徴から、オンプレミス型CTIシステムには、主に以下の3つのメリットがあります。
- 高いセキュリティの構築が可能
- 自由なカスタマイズ性
- 既存システムとの連携がスムーズ
オンプレミス型は、システムが完全に自社の管理下に置かれます。そのため、外部からの不正アクセス対策やデータの取り扱いは、自社の基準や規制(金融機関の規制など)にあわせて、独自のセキュリティ対策を自由に施すことが可能です。
また、クラウド型は提供される機能や仕様がパッケージ化されているのに対し、オンプレミス型はシステムをゼロから構築できます。つまり、「自社の業務にシステムをあわせる」ことが可能です。
クラウド型のシステム連携は、外部のインターネット回線を介すため、接続の安定性や仕様の制約を受けることがあります。一方、オンプレミス型は同じ社内ネットワーク内にあるため、連携の際の制約が少なく、データ連携や機能連携を円滑に設計しやすくなります。
すでに使い慣れた基幹システムをそのまま維持したい場合や、データの連携頻度が高い場合などに、オンプレミス型はおすすめです。
オンプレミス型CTIシステムのデメリット
オンプレミス型CTIシステムはメリットが多い一方で、導入・運用にあたって注意すべきデメリットも存在します。とくにコスト面と運用負荷は、事前にしっかり把握しておく必要があります。
- 初期費用が高額になる
- 保守管理にリソースがかかる
- BCP対策の難しさ
一般的に、クラウド型が月額料金制で初期費用を抑えられるのに対し、オンプレミス型は数百万円から数千万円規模の導入費用が必要になるケースが多いです。そのため、導入後の費用対効果を慎重に検討する必要があります。
加えて、システムの専門家が社内にいない場合、外部の保守業者に委託することになり、保守費用などのランニングコストが別途発生し続けます。また、システムのトラブル時には迅速な対応が求められるため、運用体制の構築が必須です。
さらに、BCP対策も欠かせません。クラウド型であれば複数のデータセンターに分散してデータを保持していることが多く、災害の影響を受けにくい傾向にあります。一方で、オンプレミス型の場合は、遠隔地へのバックアップサーバー設置などが必要です。
オンプレミス型CTIシステムは、高いセキュリティとカスタマイズ性の明確な強みを持つ一方で、コストや運用負荷などの課題も抱えています。
オンプレミス型CTIシステムが向いている企業の特徴3つ

オンプレミス型CTIシステムは、「セキュリティ」「カスタマイズ性」「運用体制」の3つの要素を重視する企業にとって向いています。
具体的にどのような企業が向いているのか、そしてよく言及される「導入規模」に関する向き不向きをみていきましょう。
1. 機密情報を扱うため外部接続を極力避けたい企業
オンプレミス型は、自社が取り扱う機密性の高い顧客情報を、外部のインターネット環境に出さずに運用したい企業に向いています。
たとえば、金融機関、保険会社、官公庁、医療機関など、法規制や業界のルールにより、顧客データをクラウド上に保存することが許可されないケースです。オンプレミス型であれば、CTIシステムを社内の閉じたネットワークで構築できるため、情報漏えいのリスクを最小限に抑えられます。
2. 既存システムが複雑で、大規模なカスタマイズが必要な企業
既存の基幹システムやPBXと、細かく連携させたい企業にも、オンプレミス型が適しています。
長年利用してきた既存のPBXや顧客管理システム(CRM/SFA)があり、それらを刷新せずにCTI機能だけを統合したい場合、クラウド型では仕様が合わないことがあります。オンプレミス型は、自社のIT部門主導でシステム設計ができるため、既存システムとの複雑な仕様の連携や、独自の機能追加などの大規模なカスタマイズに対応しやすいです。
3. IT部門やシステム管理者が常駐している企業
オンプレミス型を導入する場合は、システムの導入・運用・保守に専任の担当者を配置できる社内IT体制が必須です。
オンプレミス型を導入・運用する際は、ハードウェアの選定から設置、日々のメンテナンス、トラブル対応、セキュリティアップデートに至るまで、すべての管理責任を自社で負うことになります。そのため、サーバーやネットワーク管理に関する専門知識を持った人材の常駐が必須です。
よく言われる規模による向き・不向き
大規模なコールセンターや多拠点展開している企業など、導入する席数(アカウント数)が多い場合も、コスト面からオンプレミス型が優位になるケースがあります。
多くのクラウド型CTIシステムは、席数やアカウント数に応じて月額費用が加算される体系を採用しています。そのため、数百席を超えるような大規模な導入になると、長期的にみるとランニングコストがオンプレミス型を上回ってしまう可能性があるからです。
オンプレミス型は初期費用こそ高額ですが、利用人数が増えても月々の費用が大きく変動しないため、長期的なコストパフォーマンスを重視する大規模拠点に向いています。
ただし、大規模導入に対応できる料金体系を持つクラウド型CTIも存在します。たとえば「カイクラ」は、席数ではなく拠点ごとの課金体系を採用しているため、利用者が多くても費用が変わらず、大規模導入でもコストがかさみません。
加えて、クラウド型であっても、カイクラは導入時の個別サポートや運用中のフォロー体制が整っているため、オンプレミスで課題だった運用負荷も大幅に軽減できます。
クラウド型CTIシステムの料金体系を、詳しく知りたい方は以下よりご確認ください。
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オンプレミス型CTIシステム導入時の検討ポイント4つ

実際にオンプレミス型CTIシステム導入を進めるにあたっては、高額な初期投資と長期的な運用が伴うため、入念な検討が欠かせません。
ここでは、導入を成功させるために必ずチェックすべき4つのポイントを紹介します。
- 導入・運用に必要なコストと費用対効果を比較検討する
- 既存システム(CRM/SFAなど)との連携できるか確認する
- 自社の規模や業態に適しているか確認する
- 導入後のサポート体制とクラウド型への切り替えができるか確認する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.導入・運用に必要なコストと費用対効果を比較検討する
導入に際しては、初期費用だけではなく、長期的な運用コスト全体を把握し、費用対効果が本当にあるのかを検証することが大切です。
オンプレミス型は、サーバーやネットワーク機器の購入、システム構築費用などの初期費用が高額になります。これに加え、維持費用(電気代、設置スペース代、保守契約料)や、システム担当者の人件費などのランニングコストも発生し続けます。
そのため、導入前にトータルコストを算出し、CTI導入によって十分な費用対効果が得られるのかを検討することが必要です。また、同等の機能が実現できるクラウド型CTIシステムと比較し、どちらがより自社の予算と目標に合致しているかを確認しましょう。
2.既存システム(CRM/SFAなど)との連携できるか確認する
すでに社内で利用しているCRMやSFAなどの基幹システムと、スムーズに連携できるかを必ず確認してください。
CTIシステムの最大のメリットは、電話と既存システムを連携させることで、着信時に瞬時に顧客情報を表示したり、通話履歴を自動で記録したりできる点です。この連携ができなければ、CTI導入による業務効率化の効果は大幅に半減してしまいます。
オンプレミス型はカスタマイズ性に優れるとはいえ、連携したいシステムが専用のAPIを持っているか、または連携するためのシステム設計にどれだけの費用と期間がかかるのかを事前に確認しておくことが導入プロジェクト成功の鍵となります。
3.自社の規模や業態に適しているか確認する
導入後数年間の事業拡大や増員を考慮し、システムが柔軟に拡張しやすいかどうかも重要な検討ポイントです。
オンプレミス型は、サーバーやライセンスの容量が物理的に決まっているため、利用人数が急増したり、事業内容が変化したりした際に、システムを拡張するための追加投資や大規模な改修が必要になることがあります。
将来的にコールセンターの席数を増やしたり、拠点を増やしたりする可能性がある場合は、「ライセンスやハードウェアを簡単に追加できる仕様になっているか」や「拡張にかかるコストと期間」を明確にしておきましょう。拡張性の低いシステムを選んでしまうと、事業の成長を妨げる要因になりかねません。
4.導入後のサポート体制とクラウド型への切り替えができるか確認する
システムが安定的に稼働し続けるために、導入後のサポート体制と、将来的なシステム切り替えの柔軟性を確認しておく必要があります。
オンプレミス型は自社で保守管理をおこないますが、システムトラブルは避けられません。運用時に故障や重大なバグが発生した際に、ベンダーがどこまで対応してくれるのかを契約書で確認しておくことが、リスクヘッジとなります。
また、IT技術は進化が早いため、数年後にクラウド型への移行を決断する可能性もあります。その際、現行のオンプレミス型システムからデータや設定をスムーズに移行できるような設計になっているか、ベンダーが移行サポートを提供しているかも確認し、将来の変化に対応できる柔軟性を持たせることが大切です。
オンプレミス型CTIシステムの導入手順と費用相場

オンプレミス型CTIシステムは、クラウド型に比べて導入プロセスが複雑で時間もかかります。ここでは、具体的な導入ステップや、導入時に必要となる費用相場と内訳を詳しくみていきましょう。
- 導入の具体的なステップ
- 費用相場と内訳
- オンプレミス型CTIシステムの自作は可能?
それぞれ詳しくみていきましょう。
導入の具体的なステップ
オンプレミス型CTIシステムの導入は、一般的に以下の手順で進められます。自社でサーバーやネットワークを構築・設置する必要があるため、計画的な進行が欠かせません。
| ステップ | 実施内容 |
|---|---|
| 1.要件定義 | システムの具体的な仕様や目標を決定 |
| 2.機器調達・設置 | 要件に基づき、CTIサーバー、PBX、ネットワーク機器などのハードウェアを選定 自社のデータセンターやサーバー室に物理的に設置 |
| 3.ネットワーク構築 | 社内ネットワークや電話回線との接続、セキュリティ設定、IPアドレスの設計などをおこなう |
| 4.システム設定・開発 | CTIソフトウェアのインストールやライセンス設定 既存システム(CRMなど)との連携プログラムや、独自のカスタマイズ機能の開発をおこなう |
| 5.テスト運用 | 社システム全体が要件通りに機能するか、負荷に耐えられるかなどを確認する 実際の業務を想定したテストを実施し、不具合の修正を繰り返す |
| 6.本稼働 | テストが完了次第、実際の業務での利用を開始 |
機器の設置からネットワーク、ソフトウェア開発まで多岐にわたる工程が発生するため、数か月から1年以上の期間を要するのが一般的です。
費用相場と内訳
オンプレミス型CTIシステムの導入費用は、システムの規模やカスタマイズの程度によって大きく変動しますが、一般的には数百万円から数千万円と高額になる傾向があります。
費用の内訳は、以下のとおりです。
- 機器費用
- ライセンス費
- 構築費用
- 保守費用
導入時の初期費用は高額ですが、一度構築してしまえばランニングコストは比較的安定します。費用対効果を検討する際は、最低でも5年程度の長期スパンで総コストを試算し、クラウド型と比較することが大切です。
オンプレミス型CTIシステムの自作は可能?
「費用を抑えるために、オープンソースのソフトウェアを使ってCTIシステムを自作できるか?」と考える方もいるのではないでしょうか。技術的な可能性だけで言えば、専門知識を持つエンジニアがいれば自作は可能です。
しかし、セキュリティやサポートの観点から、企業の基幹システムとして運用することは推奨できません。自作システムはセキュリティの脆弱性を見落としやすく、情報漏えいのリスクが高まるためです。
ビジネスで利用する場合、セキュリティと安定稼働は最優先事項です。万全の体制を整えるためにも、信頼できるベンダーが提供する製品を導入することをおすすめします。
おすすめオンプレミス型CTIシステム2選

ここでは、オンプレミス型として提供されているCTIシステムを2つ紹介します。
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|---|---|---|---|
| 特徴 | 席数の増減にも柔軟に対応 | 業種業界を問わず利用可能 | テレアポを効率化 |
| 得意領域 | インバウンド/アウトバウンド | インバウンド | 両用 |
| 料金体系 | ~500席 | ライセンス | |
| 初期費用 | 298,000円~ | 500,000円~ | |
| 月額費用 | 要問い合わせ | 15,000/1内線 |
それぞれ特徴をみていきましょう。
1.『InfiniTalk』

出典:InfiniTalk
InfiniTalkは、顧客のニーズにあわせて、クラウドからオンプレミスプランまで取りそろえています。
オンプレミスプランでは、企業独自のセキュリティポリシーにあわせて強固なセキュリティ環境を実現可能です。また、保守サポートが追加オプションとして提供されているため、トラブル時に自社で対応するのが難しい場合でも選択肢のひとつとなります。
| 初期費用 | 月額利用料 |
|---|---|
| 298,000円~ | 要問い合わせ |
2.『MediaCalls』

出典:MediaCalls
MediaCallsは、IP-PBX/CTI/ACD/レポート/通話録音を標準装備し、コールセンターの業務効率化を実現するオールインワン型コールセンターシステムです。
ニーズにあわせて利用形態を、オンプレミス型とクラウド型から選べます。
| 初期費用 | 月額利用料 |
|---|---|
| 500,000円~ | 15,000円/1内線 |
クラウド型も含めたおすすめは以下の記事で紹介しています。

オンプレミス型CTIシステムのデメリットを解消するなら「カイクラ」

ここまで、オンプレミス型CTIシステムが持つ高いカスタマイズ性やセキュリティのメリット、そして高額な初期費用や運用負荷の高さなどのデメリットを解説してきました。
「セキュリティは重要だが、コストや運用負荷は極力抑えたい」とお考えの企業にとって、オンプレミス型の課題を解決できるクラウド型CTIシステムの導入を検討することが、最も現実的な選択肢となります。
その代表例として、ここではクラウド型CTIシステム「カイクラ」を紹介します。
- カイクラがオンプレミスの課題を解決できる理由
- カイクラで実現できる電話業務の効率化
それぞれの理由を詳しく解説します。
カイクラがオンプレミスの課題を解決できる理由
「カイクラ」はクラウド型の特性を最大限に活かし、オンプレミス型CTIシステムで課題となる「高コスト」「導入期間」「BCP対策」のデメリットを解消します。
カイクラは、高額な初期費用やハードウェアの購入が不要なため、低予算での導入が可能です。オンプレミス型のように自社でサーバーやPBXを設置する必要がなく、システム利用料のみで始められます。
また、多くのクラウド型が採用する席数課金ではなく、拠点課金の料金体系を持つため、利用者が増えてもコストが増えません。
さらに、導入決定から稼働までのスピードが圧倒的に速いのも特徴です。インターネット環境と電話回線の設定が整えば、すぐにシステムを利用できます。
システムがクラウドにあるため、地震や停電などで自社オフィスが被災しても、システムが停止するリスクを最小限に抑えられます。社員は自宅やサテライトオフィスなど、インターネットがつながる場所から電話対応業務を継続でき、事業継続性を高めることが可能です。
カイクラで実現できる電話業務の効率化
「カイクラ」は、オンプレミスの課題を解決するだけではなく、電話対応業務の品質向上と効率化に直結する以下の機能を提供しています。
- 顧客情報管理
- 自動通話録音
- 顧客情報ポップアップ
- 自動文字起こし
これらの機能を活用することで、煩雑な電話対応業務を標準化し、人による対応品質のバラつきを抑えながら、電話対応のスピードと正確性を向上させることが可能です。
オンプレミス型とクラウド型で迷っている場合には、コスト・期間・運用負荷の面でメリットの大きいクラウド型CTIシステム「カイクラ」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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オンプレミス型CTIシステム導入に関するよくある質問

ここからは、オンプレミス型CTIシステムの導入でよくみられる質問に回答します。
CTIとCRMの違いは何ですか?
CTIとCRMはどちらもコールセンターや顧客対応部門で使われるシステムですが、その役割は大きく異なります。簡単に言えば、CTIは電話とコンピューターをつなぐ技術であり、CRMは顧客情報を管理・活用するシステムです。
このように役割が異なるため、両者は連携して利用されるのが一般的です。CTIが着信情報をトリガーとし、CRMから顧客情報を引っ張ってきてオペレーターの画面に表示させることで、対応品質を高めます。
CTI連携についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

オンプレミス型のシステムでもAI機能は使えますか?
AI機能が利用できるかどうかはベンダーや製品によって異なります。
通話内容の自動文字起こしや感情分析、自動要約などのAI機能は、CTIシステムにおける効率化の鍵です。
オンプレミス型CTIシステムの場合、AI機能を利用するためには、システムにAI機能が組み込まれているか、または外部のAIサービスと連携できる仕組みが必要になります。
セキュリティ上の理由で外部接続を厳しく制限しているオンプレミス環境では、AI連携が難しいケースも存在します。導入を検討する際は、「利用したいAI機能がオンプレミス環境で実現可能か」「連携可能な外部AIサービスは何か」を必ずベンダーに確認することが大切です。
もしAI機能を重視し、かつ外部連携の手間やコストをかけたくない場合は、AI機能が標準搭載されているクラウド型CTIシステムを選ぶ方がスムーズです。
まとめ:自社に最適なCTIシステム(オンプレミス・クラウド)を検討しよう

オンプレミス型CTIシステムは、高いセキュリティや柔軟なカスタマイズ性などの大きなメリットがある一方で、初期費用の高さ、運用負荷の大きさ、そしてBCP対策の難しさの課題も抱えています。
とくに、システムの初期費用や長期的コスト、BCP対策の観点から考えると、多くの企業にとって、初期投資が少なく運用負荷も低いクラウド型CTIシステムが推奨される傾向にあります。
どちらのシステムにも一長一短があるため、自社の優先順位と体制をしっかり照らしあわせて検討することが大切です。
カイクラは、着信時の顧客情報ポップアップ表示、すべての通話の自動通話録音、顧客情報の一元管理など、電話対応の効率化に欠かせない機能を搭載しています。導入コストや運用負荷を抑えつつ、電話対応の品質を高めたい方は、ぜひ以下よりカイクラの詳細をご確認ください。
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