スマートデバイスの今後はどうなる?メリットとデメリットについて

発明されたばかりの頃はひと部屋ほどの大きさがあったコンピュータですが、今では手のひらに収まるくらいに小型化し、比べ物にならないほど高性能になりました。今後も同様の進化を遂げていくことは間違いありません。

本稿ではスマートデバイスのもたらす功罪両面と今後について解説します。

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目次

スマートデバイスとは?

スマートデバイス(Smart Device)に明確な定義はありませんが、一般的にはあらゆる用途に使用できる多機能な情報処理端末のうち、パソコンやメインフレームといった既存のコンピュータ以外のものを指します。

本来、コンピュータは持ち運びできないほど巨大なもので、計算という単一機能に特化したものでしたが、技術の進歩で多機能かつ小型化に成功して個人で所有できるようになりました。これが個人の計算機であるパソコン(PC:パーソナルコンピュータ)です。

そして更に技術が進歩してより小型化したもの(スマートフォン等)が登場しました。超小型化したコンピュータを様々なデバイスと組み合わせたものが広い意味でのスマートデバイスだと言えます。

2020年時点では主に下記がスマートデバイスの範疇に入ります。

  • スマートフォン
  • タブレット
  • スマート家電(スマートテレビ等、デジタル家電全般)
  • スマートウォッチ
  • 各種ウェアラブル端末

これらのデバイスは全て原型があります。例えばスマートフォンなら電話機です。電話を携帯できるようになっただけでなく、インターネットと接続して情報をやり取りしたり様々なアプリを使える汎用性が付与されています。これはタブレットも同様です。

またスマートウォッチなら腕時計がデジタル化したものであり、スマート家電も単なる冷蔵庫がインターネットと接続してレシピを検索したり、消費電力を管理出来るなど様々な種類のものがあります。

ウェアラブル端末も心拍数や体温などを測定してサーバーに蓄積、スマホのアプリで閲覧するなど、様々な用途に使われています。

これらは全てコンピュータが超小型化・高性能化した産物です。

メリット

スマートデバイスのメリットは何といっても、利便性の向上です。これまで時間と場所に制限されていた機能がいつでもどこでも自分の好きなように使えるようになり、無数のアプリで無限の拡張性を得る事に成功しました。

例えばスマートフォンひとつで下記の用途がこなせます。

  • 電話(通話)
  • カレンダー(スケジュール管理)
  • 録音再生機
  • マイク
  • スピーカー
  • カメラ
  • ビデオカメラ
  • テレビ
  • 計算機
  • 読書(電子書籍)
  • 文書作成
  • 表計算作成
  • プレゼン資料作成
  • インターネット閲覧
  • 動画再生
  • 各種SNS
  • Eメール

デジタル化以前の時代であれば、数百冊の本とビデオデッキとビデオカメラと写真機とアルバムと文房具と・・・これら全てを同時に持ち歩くことなど到底不可能でした。

スマートフォンの多機能性は30年前の未来予想をはるかに超えています。今では誰もがそんな超ハイテク機器を数万円で購入し、どこにでも持ち歩いているのです。

またスマート家電は、賢い(スマート)家電という名前の通り、機能を拡大するだけでなく利用者を補助してくれます。

デジタル化した冷蔵庫なら単に内容物を冷やしておくだけではなく、スマホのアプリと連携することで、冷蔵庫の中にある食材から作れるレシピを参照出来たり、製氷機を稼働させたり、消費電力量を参照出来たりするのです。

他にもテレビをインターネットに接続して操作したり、出先から家の中のテレビカメラを参照するなど、スマートフォンを全ての「リモコン」にして全てをコントロールできる方向性に向かっています。

また今後はAIスピーカーもスマートデバイスの仲間入りをするでしょう。現時点では提供企業(AmazonやApple等)の機能にのみ特化していますが、より高度になる事は間違いありません。

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ウェアラブルデバイスも拡張現実を付与したり、個人のあらゆるバイオデータを取得・蓄積して健康管理に役立てようとする動きが活発です。

デジタル化によって、あらゆる道具がスマートになっていくのです。

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デメリット

スマートデバイスの進歩には影の部分があります。

それは個人のプライバシー領域の侵犯と法律面の不備、ハッキングに対する脆弱性です。

スマート化するという事は、様々なデータが情報処理を行うサーバーに集められることを意味します。サーバー管理者は集まったデータをビックデータとして活用し、様々なマーケティングに役立てるでしょう。

個人を特定して情報を取得するのではなく、全てをまとめて管理しているとはいうものの、既に自分がいつどこで何を買って、どうやって決済し、どこに届けてもらったか?という情報は筒抜けになっており、利用者は知らず知らずのうちに自分向けに最適化された情報を提示されています。

これは便利といえば便利ですが、企業の収益アップのため、効率的な消費単位に貶められたとも言えます。

買い物情報であればまだ自分自身と離れていますが、スマホの位置情報やウェアラブルデバイスのバイオデータを取得されると自分自身の血圧や睡眠時間の変化をモニタリングして健康的な生活を送るために自分自身のプライバシーの一部を企業に差し出している事になります。

その結果、一日中部屋の中にいることが読み取られて、ウェアラブルデバイスのアプリからもっと散歩してくださいと指示されるかもしれません。

これがプライバシー領域の侵犯です。ビックデータの時代には個人はプライバシーを渡して力を得るのです。

またスマートグラスで視界に拡張現実を付与する場合、眼鏡でコンピュータを操作する、マップと組み合わせて指示を出す、対象物の情報を表示するという程度の使い方を超えて、対象に自分好みのアバターを被せたりする事も出来るようになるでしょう。技術的には十分可能な事です。

  • 気に入らない人物の見た目を醜くする
  • 同僚女性の首から下をフェイクヌードにする・・等

この場合、相手側が気付いていないとしても人権侵害と言えるでしょうか?

このように技術が先行して出来ることが増えていくのですが、法律が追い付いていない現状もあります。

そして更に深刻なのがハッキングです。これはスマート家電の分野で長年議論されてきました。例えばスマホから自宅のお風呂を沸かせる機能を付けると、会社から家に帰ってきた時に非常に便利です。

しかしハッキングされて、風呂に入っている時に熱湯が注がれたら大変です。また子どもの様子をチェックするホームカメラがハッキングされれば、自宅が丸見えになってしまいます。既に監視カメラのハッキング(管理カメラ乗っ取り)は事件となっています。

全てを一元管理できるスマート化は、管理者権限をハッキングされるとそのまま全ての機能を乗っ取られてしまうので非常に危険なのです。問題が直ぐに顕在化せず、乗っ取られたままこっそり悪用されていたら気付けません。

またスマート化しつつある道具として自動運転車があります。これも自動車一台一台のAIが個別に周囲の状況を判断して動くのか、それとも道路に設置したセンサーから道路情報・地図情報を受け取りながら走行する巨大システムになるのか分かりませんし、どちらも法律面の整備とハッキング対策が最重要となります。

加えて、もしも自動運転車が運転手を守るために人身事故を起こしたら責任は誰がとるのか、保険の過失割合はどうなるのか、自動運転車は運転手の安全を第一に考えたアルゴリズムを搭載すべきか、それとも運転手を犠牲にしてでも全体の被害を抑えるアルゴリズムで動くべきなのか、まさにリアルタイムで議論されています。

単純にA地点からB地点まで自動運転するだけの技術は数十年前に成功しているのですが、この議論は自動運転車のプログラム開発と法律システム、倫理が複雑に絡んでおりどのような決着がつくのか不明です。

またごく単純な問題として自動車の場合システムが乗っ取られてしまえば、故意に交通事故を起こす事も出来るので被害は甚大なものになるでしょう。

つまり、デジタル化してネットワーク接続するデバイスは全てハッキングやマルウェア対策と定期的なアップデート、法律面での整備が必要になるのです。

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今後のスマートデバイス

以上のメリット・デメリットを踏まえた上で、今後も確実にスマートデバイスの高性能化は進んでいくと思われます。ハッキング対策として解読できない量子暗号の研究が成果をあげる、5G・6Gの高速通信技術が実用化されるなど、技術面での脆弱性をひとつずつ克服していくことは間違いありません。

その結果として、あらゆる情報処理がクラウド化していくことでしょう。

スマートデバイス自体で処理が完結するのではなく、より高度な情報処理を行うためにスマートデバイス(ウェアラブルデバイス)から取得したデータをサーバーに送信し、サーバー側が情報処理したものを受け取る形になっていく可能性があります。

これについては既にスマホのGPS情報を利用して、自分の居場所に応じた検索結果が表示されるなどグーグルマップでかなり実現しています。

インターネットに接続されていないと機能が限定されてしまう欠点がありますが、全てが繋がっていくのです。

このように技術的なハードルをクリアするにつれて、法律面での整備も行われるので全てが繋がっていくと思われます。

また、こうしたスマートデバイスは音声入力の入り口インターフェースになります。
既にappleやgoogle、amazon等の音声AIアシスタントが登場していますが、スマートデバイスのさらなる高性能化に伴い、音声を入力し結果を出力するAIアシスタント機能はさらに発展が加速していくことでしょう。

まとめ

スマートデバイスがインターネットと接続して高度な情報処理を行う発想は1980年代から存在しました。

当時はコンピュータの処理速度が遅く、小型化もされておらず、高速インターネット網も整備されていなかったため、発想はあっても技術が追い付いていませんでした。

ユビキタスネットワーク(ubiquitous network)やモノのインターネット( Internet of Things:IoT)、ヒトのインターネット(Internet of Human:IoH )など、技術の発展を見据えて、これらの構想は数十年前に生まれました。

しかし今は違います。

各種通信インフラとスマートデバイスの普及により、数十年の時を経て当時の構想が実現しようとしています。

今後もこの方向性は進んでいく事は間違いありません。技術の変化に対応していくことで自分自身を拡張していきましょう。

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この記事を書いた人

カイクラ編集部です。カイクラ.magは、株式会社シンカが運営するオウンドメディアです。 「音声を記録し、会話を企業価値に」をモットーに、「会話」に関する様々なテクノロジーや最新情報、企業の業務効率化や社内コミュニケーションの活性化事例など、すべての企業にとってお役に立てる情報を幅広く発信します。

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