これまでもSMSの活用方法の一例をお伝えしましたが、先日面白い活用方法をお聞きしました。
今回は予約キャンセルの防止策についてご紹介します。
予約キャンセルは死活問題です
最近ではレストランでの予約キャンセルがニュースになるなど、キャンセル問題は様々な業界で深刻な問題になってきています。
飲食やホテル、歯科医院など事前予約を使うシーンが多い業種では、予約キャンセルは必ず発生します。
特に当日の無断キャンセル(ノーショー)は売り上げや人件費にも関わり経営にも影響する死活問題です。
しかし、対策をきちんとすれば、予約キャンセルは最小限に抑える事ができます。
今回はSMSを使ったキャンセル対策、防止策をご紹介していきます。
SMSのメリット
SMSは開封率が高く、近年改めて注目されています。
※SMS:電話番号を利用したショートメッセージサービス
SMSのメリットとしては…
①開封率の高さ
電子メールの開封率は業種によりバラツキがありますが、10%~20%程度と言われています。
一方でSMSの開封率は90%以上と言われています。
SMSは迷惑メールフォルダに入る事もありません。
平成26年度版 情報通信白書(総務省)によると、1日1回以上SMSを利用する人が60.3%もいる事からもSMSがまだまだ利用されている事がうかがえます。
出典:平成26年度版 情報通信白書(総務省)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc141120.html
②コストの削減
電話をかけるよりもSMS送信する事で通信コストが削減できます。
何度も電話をかけるスタッフの人件費削減にもつながります。
SMSを使ったキャンセル防止策
SMSを予約キャンセル防止に使っているケースが増えてきています。
とある歯科医院さんでは、それまでキャンセル率5~8%前後だったそうです。
そこで、予約日の前日にSMSで予約キャンセル防止のリマインドメッセージを送りました。
「明日〇日の〇時からのご予約お待ちしております。」
この一通のメッセージで、キャンセル率が2~4%へと改善されたのです。
キャンセル率が半減された事で、売り上げも10万円もUPしました。
また、「キャンセルしたことがあって行きづらい…」といった方もいるかと思います。
そんな方へのフォローで次回の予約の催促や定期健診の案内を送る事で、
もう一度来院いただくよう促しています。
とてもおもしろい集客方法です。
飲食店でも予約キャンセルは深刻で、無断キャンセルの半数以上が「電話」での予約でした。
出典:株式会社TableCheck
https://corp.tablecheck.com/
その「電話」へメッセージが来るのは心理的にもキャンセルしにくいようです。
また、電話番号は変更されにくいといったメリットもあります。
まとめ
SMSと使ったオススメのキャンセル防止法や集客法をご紹介しました。
「おもてなし電話」の標準機能であるSMS送信機能は、画面からワンクリックで送信できます。
お客様データから条件検索して抽出したりCSVでのグループ一括登録により、送り先への一括自動送信、予約送信も可能です。
よく使うメッセージを登録し、テンプレートとして呼び出すこともできます。
※2019年6月のアップデートにより、現在最大670文字まで送信可能です。
SMSを使ったマーケティング手法の活用事例は下記の記事をご覧ください。
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