身近にあっても意外と知らない?SMSの歴史

こんにちは!
シンカの木暮です。

度々ブログにも登場しております、
カイクラの「SMS機能」。

カイクラの画面からショートメッセージが送れるという機能ですが、
ふと、

「そもそも、ショートメッセージってなんなんだろう?
昔から名前は聞いたことあったけど、いつからあるものなんだろう?」

という疑問が湧いてきました。

ブログを御覧の皆様は、ご存知でしたでしょうか?
もしかすると、私と同様ご存知でない方もいらっしゃるのではないかと思います。

そこで、

・SMSってどういうものなの?
・SMSの歴史ってどうなっているの?

というところについて、調べてみました!

 

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目次

SMSってどういうもの?

SMSとはShort Message Serviceの略で、主に携帯電話でやりとりされる短いメッセージサービスのことを指す。テキストメッセージと呼ばれる場合もある。

宛先はメールアドレスではなく電話番号を利用する。
日本では2011年頃までは携帯電話キャリアごとに独自の仕様が採用されていたため、同じキャリア同士でのやりとりのみであったが、現在ではキャリアを超えたメッセージのやりとりができるようになっている。

メルマガの配信方法として、パソコンから携帯電話に一斉にメッセージを送信できるSMS送信サービスも広がっている。

出展:ITトレンド(https://it-trend.jp/words/sms

皆さんよくご利用なされているEメールは「パケットネットワーク」上で通信を行うのに対し、SMSは電話と同じ「回線交換ネットワーク」上で通信を行っており、一般的に電話よりも災害に強いと言われているそうです。

また、SMSは送達確認ができるため、返信が得られなかったとしても『携帯電話にSMSが届く環境があった=電波が届く環境があった』と考えることができ、災害時の安否確認の一助としてのメリットもあります。

ただ、以前のSMSサービスはキャリアごとにしか送信ができず、異なるキャリアに対してSMSを送ることはできませんでした。

そのため、2011年の東日本大震災のときにはSMSの有効活用には至りませんでした。震災後、2011年7月13日より、SMSの異キャリア間相互接続が開始されました。

SMSの誕生

SMSは、「テキストメッセージの父」と呼ばれる、
フィンランド人のマッティ・マッコネンにより開発されました。

SMSが発明された1980年代、日本は携帯電話の黎明期でした。
当時の携帯電話といえば、重量3kgの肩がけタイプのショルダーフォンでした。

1989年ごろから現状近くにまで小型化され、1992年ごろには
携帯電話の各種サービスが提供されるようになりました。
その代表的なものが、メールサービスです。
1997年にデジタルホングループ(現ソフトバンクモバイル)から提供された
メールサービス「スカイウォーカー」をはじめ、
それを追うように各社からメールサービスが登場しました。
NTTドコモの「10円メール」、IDO「プチメール」などありますが、
10円メールという名称からもわかるように、当時は無料ではありませんでした。
それでも、電話より安いと注目されていたのです。

これが、日本で登場したSMS送信サービスです。
日本では約20年前から使われるようになったということですね!
そうして、当時若者の間で圧倒的に支持されていたポケベルが、
SMSの登場により市場から姿を消していきました。

日本と海外のSMSサービス利用の違い

こうした流れの中で、一気にSMSが拡大するかと思われましたが、
実際は違いました。

1999年にドコモが「iモード」を、DDIセルラーグループが「EZweb」を
規格化しました。
それにより、携帯電話を使ったインターネットサービスが可能となったのです。
そのインターネットサービスの中に携帯メールが入っており、
SMSに代わって携帯メールが主役となりました。

海外諸国ではSMSの活用率の高さが目立ち、
特に米国では若年層の利用が活発であると言われていますが、
日本のSMSは世界から大きく遅れをとることになりました。

しかしながら、

  • SMSは携帯電話番号だけでメッセージを送信できる
  • スパム扱いされない
  • 開封率が高い
  • アドレス(電話番号)の変更が少ない

などの魅力があるため、2011年になってから
携帯電話事業者3社において規格の標準化がなされ、
異キャリア間相互接続が開始されたのです。
それにより、よりSMSを使いやすい環境が整えられました。

最近では、個人間のやりとりだけではなく、
キャンペーンの告知やWEBサイトへの誘導などの広告として、
会員登録時の本人認証やパスワード発行としてなど、
より広いシーンで使われるようになりました。

たしかに、私も実際にスマホを確認してみたのですが、
思った以上にSMSを受け取っているなーと感じました。
意識していませんでしたが、意外と生活に密着している連絡ツールなんですね!

SMS、海外での使われ方

SMSについて調べてみたところ、
海外ではこんなおもしろい使い方もされているみたいです!

・韓国では・・・TV番組の視聴者参加型アンケート・投票にSMSを利用
韓国は日本に比べて日常的にSMSが利用されているそうで、
2014年の調査では、SMSを1日に1回以上利用する人の割合が
7割を超えていたそうです。
その流れもあり、韓国の視聴者参加型のTV番組では、
SMSを用いた投票が行われるケースも多いとのこと。
実際に音楽番組では、人気のある6つの番組のうち4つで
SMSを使った投票を採用しているそうです。

・シンガポールでは・・・タクシーの配車にSMSを利用
シンガポールでは、自家用車を持っているのは
ごく一部の富裕層に限られているそうです。
そのため、観光客だけでなく現地住民にとっても、
タクシーは主要な交通手段となっています。
ですが、流しのタクシーがなかなかつかまらず、
場合によっては1時間以上待たなければならないこともあるのだとか・・・。
そんなときに使われるのが、SMSを使った配車予約です!
これもまた面白い話なのですが、シンガポールでは全ての建物に
郵便番号が割り当てられているため、郵便番号のみで場所を特定することができるそうです。
それをうまく活かし、配車予約用のテンプレートを使って
SMSで予約を行っているのだそうです!

SMSについて調べてみて

世の中には、電話、eメールやチャット、SNSなど
いろいろな連絡ツールがあります。
その中でも、確実にメッセージが到達するSMSは
昔から存在していたツールでありながらも
これからまだまだ活用方法を見いだせそうなツールであることが、
今回ブログでご紹介する中でよくわかりました!
海外での利用シーンを見てみると、
日本国内でももっともっといろいろな使い方ができそうですね!

そんなSMSの活かし方について皆様にもよりよい情報が提供できますよう、
弊社の中でも使い方を日々研究していきたいと思います。

※参考サイト:EXLINK SMS(https://www.ex-sms.com/related/structure/

SMSを使ったマーケティング手法の活用事例は下記の記事をご覧ください。

[clink url=”https://kaiwa.cloud/media/sms/snsmarketing/”]

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この記事を書いた人

カイクラ編集部です。カイクラ.magは、株式会社シンカが運営するオウンドメディアです。 「音声を記録し、会話を企業価値に」をモットーに、「会話」に関する様々なテクノロジーや最新情報、企業の業務効率化や社内コミュニケーションの活性化事例など、すべての企業にとってお役に立てる情報を幅広く発信します。

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