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通年採用のはじまり
経団連と大学側で新卒学生の通年採用の拡大が合意された。 いままでは、3月から説明会スタートしていたものが、一年を通して行われていく。 この背景には、帰国子女や留学生が増えたことが影響しているようだ。こういった学生は秋入学になり、一般的な学生と同じタイミングで就職活動を行うことができない。「多様化」が進むにつれ、企業も時代に合わせた採用が必要になったというわけだ。通年採用のメリット
通年採用を実施することで企業にとってはどんなメリットがあるのだろうか?すでに実施している企業の例を参考に以下を挙げたいと思う。①多様な学生に出会える
一括採用では出会いにくい学生たちと出会えるのが1番のメリット。帰国子女や留学生などの一括採用では既卒になっていた学生を即採用できるようになる。②慎重な選考が可能に!
時間をかけて選考できるので、入社後のミスマッチが減少する。③内定辞退への対処
一括採用では、内定辞退は企業にとって大きな痛手…。もちろん一定数を想定するものの、大人数を採用しないと、1人の辞退が企業に与える影響度は高いが、通年採用であれば、辞退者が出たとしても都度採用をすることでカバーできる。④意欲の高い学生に出会える
早期に就活を始めた学生も可能で、インターンに参加し、入社前に理念や文化を共有することも可能になる。通年採用のデメリット
①一括採用よりコストが掛かる
求人サイトへの掲載費用や、説明会の開催のための費用などが通年で計上することになる。またスケジュール調整をする頻度なども増えるため、担当者の負担が増える。特に大人数を採用するわけではない中小零細企業にとっては、企業の体力が問われる点だ。②スタートダッシュは重要
一括採用が開始される3月を見過ごすわけにはいかない。3月には注力しなければ、他社に負けてしまう可能性が高まる。③すべり止め企業
就職活動をする期間が長くなる学生が増えるので、滑り止めとして選択肢に入れ込まれる可能性も忘れてはいけない。④採用広報が難しい
通年で行う分、採用広報が難しくなる。前倒しが多くなってきているが、当事者の学生たちは、どう捉え、企業はどのタイミングで広報強化すべきなのかはまだ見えていないように思う。企業がすべき取り組み
こういった現状の中で企業がやるべきことは何か? 採用を丁寧に行い、学生との接触機会を増やすこと につきるだろう。 まず、大前提として、数十社受ける学生にとって、よほどのことがない限り、すべての企業を覚えていることはありえない。 その中で、ほんの少しで構わないので秀でる必要がある。学生たちはメールを読まない。LINEに慣れているからだ。採用においてもLINEを交換する企業が増えてきたのではないだろうか。しかし、担当者としかやり取りができずに困っている企業も多いようだ。そこで、「SMS」の活用を提案したいと思う。採用におけるSMSの活用
説明会の案内やリマインド、面接の日程調整、選考の結果、不在時の連絡 などにSMSを活用できる。 例文) 田中さん。説明会1週間前となりました。当日はどうぞよろしくお願いします!シンカ03-6721-0415 鈴木さん。日程調整の件でお電話しました。また折返します。シンカ03-6721-0415 特に説明会のリマインドはライトに送信したいところ。 学生たちは「知らない番号」からの電話は出ないし、メールも読まない。だからこそ、到達率が95%以上と言われるSMSを上手に活用したいところだ。SMSを活用するなら、 SMS一括送信、条件付き予約投稿、SMS既読者の着電把握 などができる カイクラ×SMS を使ってみてほしい。SMSを使ったマーケティング手法の活用事例は下記の記事をご覧ください。
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