コールセンターをはじめとして、通話録音システムを導入する企業が多くあります。オフィスやコールセンターでの電話を通話録音することで、大切な情報の聞き漏らしやクレーム防止、電話応対の質向上などさまざまな効果を期待できます。
通話録音の導入方法のひとつに、クラウド型通話録音システムがあります。
クラウド上にサーバーを設置する通話録音システムで、コストやスペース面でメリットが多いです。本記事では、クラウド型通話録音システムをピックアップ・比較していきます。
選び方や注意点なども合わせて確認していきましょう。
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クラウド型通話録音システムの特徴
まずクラウド型通話録音システムの特徴をおさえていきましょう。
クラウド型通話録音システムは、サーバー機器を必要とするオンプレミス型と違い、クラウド上にサーバーを設置するため、コストやスペース、データ確認方法にメリットがあります。
3つの特徴に絞って解説していきます。
導入コストが低い
クラウド型通話録音システムは、クラウド上にサーバーがあり、通話録音に利用するサーバー機器が必要ありません。サーバー機器の設置や配線などの設置工事も省くことができ、オンプレミス型に比べて導入コストをおさえることができます。
また、サーバーの設置場所を気にする必要もありません。スペースが限られたオフィスでも、クラウド上にサーバーを置くため、スペースに影響されず導入できます。工事が必要ないことで利用開始までの時間も早く、すぐ通話録音システムを利用したいという企業にもおすすめです。
複数拠点に通話録音環境を構築できる
クラウド上にサーバーを設置することで、複数拠点の通話録音を集約できます。これまでの通話録音システムは拠点ごとにサーバーの設置や工事が必要でした。クラウド型通話録音システムの導入によって、コストやデータ管理の手間を減らし、効率よく通話録音環境を整えられます。
全国に拠点が複数ある企業や海外拠点がある企業は、クラウド型通話録音システムを検討してみましょう。
株式会社矢野経済研究所では、2019年1月に、2017年度のコンタクトセンターソリューション市場の調査結果や将来の展望を発表しています。
数値はコンタクトセンターソリューションを提供する事業者の売上高ベースです。
調査対象の商品・サービスには、ハードウェアやソフトウェアだけでなく、サポートサービスなども含まれています。
いつでもどこでも音声データを確認できる
クラウド型通話録音システムで録音された通話データは、クラウド上に一元管理されます。
スマートフォンやタブレットなどでサーバーにアクセスすることで、いつでもどこでも通話内容を確認できます。
通話データはファイルとしてダウンロードすることも可能です。
営業や出張などで社外にいても通話データを確認できるため、確かな情報を持って営業活動に臨むことができるでしょう。在宅勤務などのリモートワークを取り入れている企業にとっても、遠隔で通話録音・確認ができるなどうれしい特徴です。
クラウド型通話録音システムの選び方
クラウド型通話録音システムは、さまざまな企業から提供されていて、それぞれ特徴があります。どのクラウド型通話録音システムが最適なのか迷うこともあるでしょう。
そこで、オフィスに合ったクラウド型通話録音システムの選び方を3つピックアップしました。
導入を決める前に選び方をチェックしましょう。
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オフィス規模に合ったシステムを選ぶ
クラウド型通話録音システムを選ぶ際は、オフィス規模をイメージしましょう。通話録音システムには、録音可能最大同時通話数や最大録音時間などが設定されていて、電話の稼働数や電話に要する時間をもとに、システムを選ぶ必要があります。
オフィスの電話の稼働率に合わないと、通話録音できない電話がでてきたり、より多くのデータ保存ができなくなったりします。通話データを活用する機会が多い場合は、オフィス規模に合ったクラウド型通話録音システム選びが不可欠です。
利用したい機能があるか確認する
クラウド型通話録音システムは、通話録音以外にもさまざまな機能がついています。自動音声応答や電話応対支援、スマートフォン内線化などの機能があり、システムによって搭載されている機能が異なります。
とにかく安く導入したい、機能が多くあるシステムが良いといった選び方をすると、機能が足りなかった、必要のない機能が多くコストパフォーマンスが悪いなど、後悔をしやすいです。自動音声応答を使って電話を効率よく分配したいなど、利用したい機能を明確にした上で、クラウド型通話録音システムの機能を確認しましょう。
管理画面がわかりやすいか
通話録音システム選ぶでは機能やコストに目が向きがちですが、管理画面の使いやすさも重要です。わかりやすい管理画面でだれでも使いこなせると、通話録音データの確認や分析をスムーズに行えます。
機能を最大限に活かすために、管理画面にも注目して、最適なクラウド型通話録音システムを選びましょう。
クラウド型通話録音システム徹底比較
10社のクラウド型通話録音システムをピックアップしました。
機能や特徴などに注目して、オフィスやコールセンターなどに最適なクラウド型通話録音システムを見つけましょう。
シンカ 通話録音クラウドシステム
株式会社シンカの通話録音クラウドシステムは、約100社・120拠点に導入され、解約率約0.7%という圧倒的な実績を誇っています。発着信すべての通話を自動で録音するだけでなく、音声のテキスト化にも対応しています。スマートフォンなどで外出先でも通話データを確認できるなど、通話データの活用に優れたクラウド型通話録音システムです。
料金 | 要見積もり |
機能 | ・全通話自動録音 ・スマートフォンからの確認 ・音声ファイルのダウンロード ・音声データのテキスト化 ・SMS機能 ・DM |
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VALTEC MOT/PBX
VALTECのMOT/PBXは、外線通話に特化した通話録音システムです。録音データはMOT/Cloudというクラウドサーバーに蓄積されていきます。複数拠点の録音データを一括で管理できるため、拠点の多い企業におすすめです。
他にも自動音声応答や電話対応支援など、多彩な機能がついていて、電話応対の質を上げることができます。
料金 | ・契約料1,000円 ・録音オプション:3,000円 |
機能 | ・外線通話の自動録音 ・複数拠点の録音データ管理 ・スマートフォン内線化 ・自動音声応答 ・電話対応支援 ・ビジネスチャット ・ペーパーレスFAC ・ネットワークカメラ対応 ・テレビ電話対応 |
コラボス Packet Folder
コラボスのPacket Folderは、コラボスのクラウド型IP-PBX「@nyplace」に対応した通話録音システムです。コラボスの顧客管理システムと連携でき、対応履歴などの顧客情報を確認しながら電話応対できるようになります。コラボスの他システムと合わせて、導入を検討してみましょう。
料金 | 要見積もり |
機能 | ・通話録音 ・通話データ検索 ・録音ファイルダウンロード |
HITACHI Recware
HITACHIのRecwareXの特徴として、音声録音だけでなく、画面の操作履歴も保存できます。音声の波形表示と連動して、後で見直すことができ、視覚的なアプローチでオペレーター教育に取り組めます。暗号化機能によって、音声ファイルのセキュリティ性も高いです。
料金 | 要見積もり |
機能 | ・通話録音 ・通話検索 ・コメント機能 ・簡易分析機能 ・暗号化機能 ・画面録画 |
ABphone 全通話録音サービス
ABphoneの全通話録音サービスは、他のクラウド型通話録音システムよりも低コストです。月額3,000円から利用でき、通話録音やブラウザからの操作など、通話録音に必要な機能を備えています。
料金 | 月額費用:3,000円~ |
機能 | ・通話録音 ・ブラウザからの確認・削除・バックアップ ・通話開始時間、通話時間、相手先番号の記録 |
VoIPTrek Cloud 通話録音システム
VoIPTrek Cloudは、録音データをクライアントPCで管理できます。クラウドにアップロードすることで、ブラウザを通して、いつでも確認可能です。オフィス規模に合わせて、1~1000席超増やすことができ、オペレーターの増加にも柔軟に対応できます。
料金 | 要見積もり |
機能 | ・通話録音 ・音声データの圧縮・アップロード ・モバチョ、ドコモの通話録音サービス対応 |
OPTSP FlexLogPro
OPTSPのFlexLogProは、さまざまな回線に対応しています。ひかり電話やKDDiひかりダイレクトなどで利用でき、通話録音システム導入にあたって、回線で困ることはほとんどないでしょう。NTTとの連携で、携帯録音やオンラインストレージに保存できるなど、必要に応じて、機能を拡張できます。
料金 | 月額5,000円~ |
機能 | ・複数拠点の録音データ管理 ・音声ファイルのダウンロード ・録音メモ ・バックアップ ・音声認識によるテキスト化 ・携帯録音(オプション) ・NTTオンラインストレートサービスとの連携 |
株式会社アセンド オムニコンタクト
オムニコンタクトは、コールセンター向けのコールシステムで、通話録音機能に優れています。通話データのテキスト化や通話のモニタリングなどができ、オペレーター教育に効果的です。オペレーター教育に悩んでいる企業は、オムニコンタクトを導入してみましょう。
料金 | 要見積もり |
機能 | ・電話と連動した売上管理 ・複数拠点の一括管理 ・全通話録音 ・テキスト化 ・SMS、FAX機能 ・マルチコール ・モニタリング ・転送 |
トビラフォンBiz 通話録音システム
トビラフォンBizの通話録音システムには、自動音声応答や着信対応アナウンスといった顧客の誘導に便利な機能があります。休日や業務終了などに合わせて、アナウンスを設定し、自動で対応可能です。
料金 | ・初期費用:300,000円 ・月額費用(8チャンネル):5,000円 |
機能 | ・迷惑電話フィルタ ・通話録音 ・ブラウザ上での再生 ・データの一元管理 ・データの検索 ・自動音声応答 ・着信対応アナウンス |
123ROBO 通話録音システム
123ROBOの通話録音システムは、クラウドを使用した通話データの保存・確認以外にも機能が豊富です。日本語と外国語に対応した音声案内や音声認識、転送先変更など、自動で顧客に案内できます。通話録音だけを利用したいという場合は、月額5,000円のプランで、コストをおさえて必要な機能に絞って利用可能です。
料金 | ・録音のみ:月額5,000円 ・多機能:月額10,000円 |
機能 | ・ガイダンス音声の登録 ・日本語、外国語音声案内 ・日本語、外国語音声認識 ・時間帯別、曜日別音声転送先変更 ・時間帯別、曜日別ガイダンス変更 ・SMS送信 ・自動受付 ・留守電録音 ・通話録音 |
クラウド型通話録音システムで注意すべきポイント
クラウド型通話録音システムには、導入コスト・スペースの削減など多くの特徴があります。ただいくつかの注意点もあり、システムによっては導入が難しいことや快適な通話録音ができないこともあるかもしれません。
選び方と合わせて、注意点もおさえておきましょう。
セキュリティに不安がある
クラウド型通話録音システムは、インターネット回線を使用するため、インターネットを通じて攻撃を受ける可能性があります。通話録音データが盗られたり、破壊されたりするなど、データを失うリスクを頭に入れておかなくてはいけません。
セキュリティ対策としては、できるだけセキュリティ性能の高いシステムを選ぶことが大切です。データの暗号化といった機能に注目して、システムを選びましょう。
インターネット回線を限定される場合がある
クラウド型通話録音システムの種類によっては、インターネット回線を限定される場合があります。導入後回線を乗り換えられなかったり、速度やサービスが不満でも回線を使い続けなくてはいけません。回線を自由に選択できるシステムの方が、柔軟な通話録音環境、インターネット環境を構築できるでしょう。
まとめ
クラウド型通話録音システムは、クラウド上のサーバーを利用することで、複数拠点の通話録音やスマートフォンなどでの通話データ確認を可能にします。
導入コスト・スペースもおさえられ、オンプレミス型よりも導入しやすいと言えるでしょう。
セキュリティやインターネット回線の限定などに注意しつつ、今回紹介したクラウド型通話録音システムを参考に、オフィスに合ったクラウド型通話録音システムを導入してみましょう。
なお、仕事で通話録音をするなら、通話録音サービスの導入がおすすめです。
たとえば「カイクラ」なら、通話が自動で録音されるだけでなく、通話録音のデータを音声・テキストで確認できます。通話中にテキストを検索して過去のやり取りを確認出来たり、後から音声を確認して顧客の感情をくみ取った電話応対につなげたりできるため、電話応対の品質改善につながります。

▲カイクラで通話録音データを確認するときの画面イメージ
「電話応対の品質を高めたい!」
「従業員の電話応対の負担を軽減させたい!」
とお考えの方は、ぜひカイクラの通話録音機能がよくわかる資料をご確認ください!
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